ランス・ストロールは、金曜日に苛立ちのあまり突き飛ばしたトレーナーとの関係を修復したと主張している。トレーナーのヘンリー・ハウは、F1カタールGPの予選で4戦連続Q1敗退で苛立っていたストロールにガレージの奥で突き飛ばされた。
この出来事はパドック中に非難を巻き起こし、元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、ストロールがアストンマーティンF1チームにとって「弱点」だと語るに至った。ストロールはハウについて「僕たちは大丈夫だ」と語った。「彼はブラザーだ」「一緒にフラストレーションを乗り越えている。一緒に走っている。だから、僕たちはクールだ」アストンマーティンの億万長者であるローレンス・ストロール会長の息子であるストロールは、今シーズン、フェルナンド・アロンソをチームメイトに迎えて目に見えて苦戦している。アロンソがアストンマーティンを上位に食い込ませる一方で、ストロールはグリッド後方で低迷することが常だった。まだF1を楽しんでいるかと尋ねられたストロールは「そうだね」とコメント。「ただ、クルマと格闘しているし、バランスをつかみかけているところだ」「今はマシンのパフォーマンスを引き出すことができないので、難しいし、イライラしている」「マンネリ化しているし、なかなか良くならない。今はグループ全体にフラストレーションが溜まっている。もっとうまくやりたいし、もっと良くなりたい。でも、今はとにかく苦戦している」「誤作動やアンダーステアなく自信を持って、マシンに身を預けてドライブすることができないように感じる。バランスもドライビングを楽しめない」ストロールは、アロンソには「特別なドライビングスタイル」があり、「コーナーを曲がるときのやり方が自分とは大きく異なるかもしれない」と考えている。「今年の初めは、クルマはある意味でさまざまなドライビングスタイルに対応できる幅を広げてくれたような気がした」「そして今は、僕には気に入らない制限がたくさんあるけど、彼はそれに対処している。彼にはそれほど気にならない」ストロールはカタールGPのスプリントレースを15位で終え、レースを完走した車両の中で最後となった。