レーシングポイントのランス・ストロールは、新チームでポジティブなスタートを切り、“やっとレースカーを手に入れることができた”と喜びを語った。昨年、ランス・ストロールはコンストラクターズ選手権最下位のウィリアムズで散々なシーズウンを過ごした。“失敗作”であるウィリアムズ FW41で時折クオリティを垣間見せたストロールだが、シーズンを通して6ポイントしか獲得できなかった。
昨年、父親のローレンス・ストロールがフォースインディアを買収して新生レーシングポイントのオーナーとなったことに続き、ランス・ストロールは、エステバン・オコンに代わってレーシングポイントに移籍を果たしている。先週末のF1オーストラリアGPでは、ランス・ストロールはチームメイトのセルジオ・ペレス(13位)よりも4つ上の9位でポイントフィニッシュを果たした。レース後、ランス・ストロールは「やっとレースカーを手に入れることができたよ!」と興奮して語った。「自分のレースに本当に満足している。僕たちには良いペースがあったし、ライバルたちを抑えることができた。これはシーズン前に期待していたことだ」一方、ウィリアムズは、F1プレシーズンテストまでに新車FW42の完成が間に合わず、最高技術責任者のパディ・ロウが“個人的な理由”によって休職。F1オーストラリアGPでは予選・決勝ともに最下位で終えている。