ランス・ストロールが2019年にフォース・インディアに移籍するとの噂が浮上。ストロール自身もF1での将来はウィリアムズとではないかもしれないと認めている。今シーズン、マシンコンセプトを一新させたウィリアムズは開幕戦から苦戦が続いており、ランス・ストロールは2019年に獲得できる最も競争力のあるシートを確保するべくオプションを評価している。
情報筋によると、ランス・ストロールがウィリアムズを離れた方がいいと判断した場合、フォース・インディアがストロール家にとって最も可能性が高い選択肢として浮上しているという。フォース・インディアへの移籍は、今年のウィリアムズよりも競争力の高いシートをランス・ストロールに提供するはずであり、フォース・インディアもストロール家が提供する資金注入の恩恵を受けることができる。ランス・ストロールの父であるカナダの億万長者のローレンス・ストロールは、ウィリアムズをメルセデスの“Bチーム”する構想を持っているが、チームの上層部が抵抗していると報じられていた。またローレンス・ストロールの資金がフォース・インディアに向いた場合、ザウバーに技術支援とジュニアドライバーを送り込んでいるフェラーリと同様の方法で、メルセデスとの提携がより緊密なものにしようとするフォース・インディアの動きと一致する可能性がある。ランス・ストロールは、自身の将来は今のところ不透明だとドイツGPの舞台となるホッケンハイムで発言。ウィリアムズに残留するか否かはチームがすぐに挽回できるかどうか次第であることを匂わせた。来年もウィリアムズに残留したいかと質問されたランス・ストロールは「チームとして改善し、僕たちが望んでいる位置にたどり着けるかを見たいと思っている」とコメント。「それにドライバーとして自分にとって最善のことをしたいと思っている。適切なタイミングで結論を出すだろうし、将来にむけて何がベストかを見つけ出したいと思っている」「自分が何位をするか、僕の将来がどこにあるのかはまだわからない。今はまだ自分のいる場所、今日やっていることに集中している。今後どのように展開していくか見ていくつもりだ」推測では、フォース・インディアとの契約は今後数週間で成立する可能性も示唆されているが、ランス・ストロールは今はウィリアムズの改善の手助けをすることが焦点だと語る。「この種のことのすべてに対して詳細にコメントするつもりはないけど、僕はとにかく毎週末に焦点を当てている。自分がいる場所、レースにね」とランス・ストロールはコメント。「多くのことが進行している。今はまだF1でやり遂げていない仕事がたくさんあると思っている」「去年はルーキーとしていくつか素晴らしいハイライトを経験したし、難しい時期も経験した。それはルーキーイヤーに想定していたことだけど、全体的に素晴らしいルーキーシーズンだった」「今年は僕たち全員がかなり驚いていると思う。パッケージのパフォーマンスや自分たちのポジションにショックを受けていると思う。だから、そこに関して言えば、まだ終える時間ではないと思っている」