ランス・ストロールは、F1ルーキーシーズンで表彰台を含めて40ポイントを獲得。自分のデビューに批判的だった人々に結果で応えることができたと考えている。ランス・ストロールは、ヨーロッパF3選手権でチャンピオンを獲得して、今年ウィリアムズでF1デビュー。しかし、彼のキャリアは彼の父親でカナダの大富豪であるローレンス・ストロールによる惜しげない資金によって切り開かれたことは秘密ではなく、“お金持ちのパパに買ってもらったシート”だと揶揄された。
だが、ランス・ストロールのF1デビューは順風満帆とはいかず、開幕3戦で連続リタイア。特に同じカナダ出身のジャック・ヴィルヌーヴは、フェリペ・マッサと比較してランス・ストロールの仕事は“哀れ”だと批判した。だが、母国グランプリとなったF1カナダGPでF1初ポイントを獲得したランス・ストロールは、続くF1アゼルバイジャンGPで3位表彰台を獲得した。1年を通したパフォーマンスで批判家に応えることができたかと質問されたランス・ストロールは「そう思っている。実際、僕は自分の実力をわかっている」と Autosport にコメント。「人々がそれを見たくないのなら、それは彼らの問題だ」「満足はしていないけど、自分が何か間違ったことを証明したとは思っていない。僕にとってそれは常にモチベーションとなっていた」「誰かが間違っていることを証明するのではなく、自分にできるベスト、自分が良い仕事をしていることを自分自身に証明することだ」「僕にとって何も変わってはいない。僕はこの苦しい時を過ごしてきた8か月前と同じ人間だ」ランス・ストロールは、11位のチームメイトのフェリペ・マッサとわずか3ポイント差の12位でシーズンを終えた。F1イタリアGPでは、ウェットコンディションで印象的なパフォーマンスを見せ、2名のドライバーにグリッド降格ペナルティがあったことでフロントローからレースをスタート。バクー後も5戦でポイントを獲得していr。「素晴らしい一年だった」とランス・ストロールはコメント。「素晴らしい結果もいくつか出せたし、記録(最年少フロントロースタート)も破ることができた」「ルーキーシーズンに向けて、シーズン序盤に40ポイントを獲得して今の順位にいると言われたら、間違いなくサインしていただろう」「もちろん、来年もっと強くなって向上するために冬の間に取り組まなければならないことはある」「経験を積んだことが役に立つだろう。でも、ルーキーシーズンとしての内容には本当に満足している」
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