ランス・ストロールは、F1中国GPでパワーステアリングを軽いものに変更したことが、F1キャリアで初めてとなるQ3進出に貢献したと考えている。今年ウィリアムズでF1デビューを果たしたランス・ストロール(18歳)は、オーストラリアでのデビュー戦では予選19番手だったが、続くチュごくではQ3に進出して10番グリッドを獲得した。
「テストではOKだと感じたけど、オーストラリアではバンプなどに本当に苦労した。でも、週末中に異なるセッショングに戻すことはできなかったので、そのままで耐えた」「今週末はずっと軽いホイールにしているし、それによって問題は取り除かれた」「オーストラリアではホイールはおかしいくらい重かったし、トラックが本当にバンピーで、本当に酷かった」ランス・ストロールは、昨年パワーステアリングのないヨーロッパF3選手権で走っていたことが、間違った方向性に繋がったと語る。「オーストラリアでは非常に重いホイールで理想的ではなかったけど、それも学習曲線の一部だ。F1カーではとにかく走って、何が最適かを理解している。F3とは非常に異なる。パワーステアリングがなくてホイールはとても重いし、とても違う」「とにかく感覚に慣れなければならないし、クルマに少し異なる動きを感じなければならない」ウィリアムズのチーフテクニカルオフィサーを務めるパディ・ロウは、調整には大きな変更が必要だったと語る。「完全にメカニカルなことだ。パワーアシストにおいてエレクトロニクスは許されていないので、ステアリングラック全体を変えなければならない」とパディ・ロウは説明した。「彼は比較的高いステアリングの負荷を維持することで自分自身を合わせていた。オーストラリアでそれを確認し、我々は通常のレベルやフェリペが走らせているレベルから始めるのは意味がないと感じた。なので、彼はより標準的なレベルにした。正確性を望めば、まったく同じではないが、だいたいは同じだ」