元ウィリアムズのF1ドライバーであるロバート・クビサは、12月にヘレスで開催されるDTMルーキーテストでBMWをドライブする。今年、ウィリアムズからF1復帰を果たしたロバート・クビサだが、1年でチームを離れ、後任はニコラス・ラティフィに決定。来季はF1シミュレーターの役割と他のレースプログラムを組み合わせての活動を希望していることをすでに明らかにしている。
以前、ロバート・クビサはアウディからのDTM(ドイツツーリングカー選手権)参戦が噂されたが、アウディのモータースポーツ責任者であるディーター・ガスは、2020年もドライバーラインナップを維持する可能性が高いことを示している。だが、2019年に3つのタイトルすべてでアウディに敗れたBMWは、ドライバーラインナップの見直しを図っており、ロバート・クビサのDTM転向の可能性を受け、レースシートを提供する可能性がある。以前、ロバート・クビサはDTMマシンをテストした経験がある。2013年にメルセデスのマシンを走らせてチームに印象を与えている。「ヘレスでBMW M4 DTMをテストする機会を与えてくれたBMWモータースポーツに感謝したい」と2006年から2009年までF1でBMWザウバーから参戦していたロバート・クビサは語った。「テストとターボエンジンを搭載したDTMレースカーを知ることをすでにとても楽しみにしている。DTMでの将来を十分に想像できる」「僕は新しいチャレンジを求めている。DTMはそれであるのは確かだ。このシリーズにはトップクラスのフィールドがあり、ドライビングの水準は非常に高い」BMWモータースポーツ責任者を務めるイェンス・マルカートは「ロバートは国際的なモーターレースシーンで有名であり、F1のようなハイクラスシリーズで多くの経験を積んでいる」とコメント。「現在、我々は彼がツーリングカーである我々のBMW M4 DTMでテストでどのような走りみせるかに非常に興味をそそられている」だが、Autosport はロバート・クビサが、アウディのカスタマーチームであるWRTアウディでテストを行う可能性もあるとしている。プライベートチームのWRTは、財政的な支援を受けたドライバーを必要とするため、2019年にウィリアムズに約1500万ユーロをもたらしたロバート・クビサは魅力的な候補者だ。だが、ロバート・クビサの支援者であるPKN オーレンは、何らかの形でF1にとどまることを望んでおり、そこも考慮しなければならない追加の要因となる。
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