ロバート・クビサは、ウィリアムズが2018年に見舞われた問題はすぐにドライバーに意見を聞けば緩和していた可能性があったと考えている。ウィリアムズは、2018年にマシンコンセプトを一新させたが、チームも“失敗作”と認めるFW41で苦戦を強いられ、シーズンでわずか7ポイントしか獲得できず、コンストラクターズ選手権でも最下位で最悪の一年に耐えることになった。
しかし、2019年にウィリアムズのリザーブドライバーからレースドライバーにステップアップするロバート・クビサは、ドライバーから与えられたフィードバックを理解すれば、その痛みは和らいでいた可能性があると考えている。「シミュレーターや様々な部門のデータにより、実際に僕たちは良いクルマを持っていると考えていた」とロバート・クビサは Auto Motor und Sport にコメント。「彼らはドライバーの意見に耳を傾けて、もっと素早く反応するべきだったかもしれない。僕はクルマを造っているわけではないけど、世界最高のエンジニアよりもドライバーの方が早くに問題に気づくこともある」「シーズン序盤はまだ相関関係の問題が残っていた。最終的にツールと現実とのそれらの逸脱がクルマの誤判断に繋がった。それでもシーズン後半には特にシミュレーターで僕たちは良い進歩を遂げていた」ロバート・クビサは、他の問題が具体化し始め、さらに他チームが急速に開発レートを挙げてきたことで、ウィリアムズは意気消沈してしまったと語る。「僕たちはクルマを改善させたけど、開発作業の過程でラップタイムとは関係のないような他の弱点も発見した。僕たちの立場からギャップを埋めるのは本当に難しかった。他チームも開発を続けていたしね」「ザウバーはシーズン序盤は僕たちの後ろにいたけど、彼らは素晴らしいペースで開発を進め、最終的にはミッドフィールドに食い込んだ」ロバート・クビサは、ウィリアムズは2018年から学び、2019年シーズンに同じ問題を起こらないことを確実にしなければならないと結論付けた。「ウィリアムズにとって難しいシーズンだったけど、重要なシーズンでもあった。僕たちは間違いを理解しており、今はそこから学んで、それらを繰り返さないようにしなければならない」とロバート・クビサはコメント。「再び起こることがないように2019年のために開発計画を立てる必要がある」