ロバート・クビサは、突然終えることになったF1キャリアの記憶がサーキットへの復帰を遠ざけたと認める。2011年シーズン直前のラリーでの事故で重傷を負ったことで、ロバート・クビサのF1でのキャリアは断たれることになった。事故で重傷を負ったことで、右腕の動きが制限されたロバート・クビサは、まずラリーに戦いの場を移した。
ヨーロッパラリー選手権とWRC2でタイトルを獲得したロバート・クビサだったが、2015年にフルタイムでのWRC活動を確保することはできなかった。今年、ロバート・クビサは、プライベーターとしてLMP1に参戦するバイコレスでWECに参戦し、サーキットレースにフルタイムで復帰する。「人生で難しい期間を経験してきた」とロバート・クビサはコメント。「最初はラリーを戦うことに決めた。でも、ラリーは思っていたようにはいかなかった。最終的にちょっとストップして、すべてをリセットした」「事故から回復した後、サーキットからはかなり遠ざかっていた。サーキットは以前にやっていたことをあまりに思い出せたからね」「それは僕の人生のすべてだった。レースをしていたし、F1は僕が得ることができる一番のものだった」ロバート・クビサは、昨年3月のムジェロ12時間レースで1回限りのサーキットレース復帰を果たし、その後GTマシンで3度レースに出場した。2016年にはバーレーンでWECのポストシーズンテストに参加してバイコレスのマシンをテスト。それが今シーズンのWEC参戦へと繋がった。先週末モンツァで開催されたWECのプレシーズンテストでは、改良版のENSO CLM-Nissan P1/01にトラブルが発生し、バイコレスは初日に6周を走ったのみでテストを終えている。「正直、バーレーン、そして、モンツァでもF1時代に覚えていた多くの人たちに会って驚いた」とロバート・クビサはコメント。「以前だったら、複雑な気持ちになったのは確かだ。でも、ようやくその期間は終わった。僕は今年、そして、将来のチャレンジのために100%で仕事始める準備はできている」
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