ロバート・クビサは、元所属チームでありロータスを“ピュアなレーシングチーム”としてうまくやっていると称賛した。本来であれば、今シーズン印象的なパフォーマンスを発揮しているロータス E20をドライブしていたはずのロバート・クビサだが、2011年2月のラリーで重傷を負ったことでF1を離れた。先月ラリーでレース復帰を果たしたロバート・クビサだが、まだ右腕の完全の機能は取り戻せていない。
最近、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、もうロバート・クビサとは連絡を取っていないことを認めている。「彼のマネジメントとは連絡を取っていたが、それ以外はない。長い間、彼の現在のステータスはアップデートされていない」しかし、ロバート・クビサは2012年のロータスを称賛している。「僕の初年度は、ジェニイ・キャピタルのマネジメント以外はルノーだった」とロバート・クビサは Omnicorse にコメント。「僕はもはや存在していないチーム(ルノーのワークス)に残された。冬にはチームがそこにあるかさえわからなかったので、僕たちは前年マシンでシーズンを開始し、マシンの開発はかなり低い予算で遅れもあったけど、いくつか良い結果を残した」「今は、それが成果を挙げ始めていると思う。2010年にすでにチームの強さがなにかはわかっていたからね」「ロータスは今のF1ではそれほど多くないピュアなレーシングチームだ。トップチーム、大手メーカーを見れば、あれほど多くの人々でそれを成し遂げるのは難しい」「ロータスはレースへの情熱を持ったチームだ。それが大きなアドバンテージだ」「それに、彼らは良いシングルシーターを作れる非常に優れた小数の人々のグループがある。今年、それを見ることができると思う」しかし、ロバート・クビサは、ロータスが非常に競争力のあるE20でここまでレースに優勝していないのは“奇妙”だと認める。「ライコネンが予選でもっと高いグリッドを得ることができれば、またはグロージャンがレースでキミについていくことができれば、彼らは勝てただろう」それはドライバーの問題だろうか?「いいや、そう言うつもりはない」とロバート・クビサは主張する。だが、ロマン・グロージャンのモンツァでの出場停止はどうだろう? ロマン・グロージャンはそれに値しただろうか?「僕にはわからない」とロバート・クビサはコメント。「判断するのは僕ではない。特に僕はもうその世界の一員ではないからね」「僕に言えるのは、ロマンのことは良く知っているし、とても賢い男だけど、今年は多くのチャンスを逃している」「驚いているよ。彼はプレッシャーにかなり苦しんでいるのかもしれないね」「F1は思った以上に複雑なんだ」とロバート・クビサは説明する。信じて欲しいけど、外にいる人にとっては言うまでもなく、内部にいても理解するのは簡単ではないんだ」
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