元F1ドライバーのヘイキ・コバライネンは、最終的にF1キャリアを終えることになった動きにおいて、ケータハムに“忠実すぎた”と認めた。ヘイキ・コバライネンは、2010年にチームがロータス・レーシングとして参入した際に加入したが、2012年末にチームが資金力のあるドライバーを求めたことでシートを失った。
当時について、ヘイキ・コバライネンは、力強いシーズンを過ごした2011年末にライバルチームのオファーを受け入れた方が良かったと振り返った。「あまりに長くチームに忠実だったと思う」とヘイキ・コバライネンはコメント。「あそこで2年間いた2011年末、僕はわずかだけどポテンシャルを取り戻したと感じていた。一般的にもそうだったと思う」「トンネルの向こうに光が見えていた。いくつか良いレースをしていたし、チームメイトに厳しい時間を与えることができていた」「2011年末、僕はAUTOSPORTのチーム代表のトップ10投票で9位だた。とても有望だった」「当時、もっと規模の大きなチームからオファーがあったけど、僕はトニー・フェルナンデスとケータハムのマネジメントからチームが前進することを約束されていたし、次のステップに進むために必要なものがあった」「なので、僕はチームに忠実なままでいることに決めた。今振り返れば、それは間違った選択だった」「今、そういうのは簡単だけど、それが起こったことだ。今は全てが終わったことで、振り払っている。それが人生の一部だ」ヘイキ・コバライネンは、2013年のフリー走行で何度かケータハムを走らせたが、レースシートを失ったときの扱いについて不快感があったと認めた。「あそこでの時間の後、失望したことのひとつは、チームの誰からも正式に感謝と言われていないだ。ちょっと悩まされたし、そこが心に残っていた」「マネジメントから、彼らがペイドライバーと僕を交代される予定だとのテキストメッセージを受け取った」「それに関してはかなり失望したよ。おそらくそれがちょっと苦い思いとして残っていた」それでも、ヘイキ・コバライネンは、最終的には失敗に終わったが、ケータハムにはポテンシャルがあり、堅実なプラットフォームを確立していたと考えている。「一緒に働いていた友人や人々は本当に良い人たちだったし、そこでの時間は楽しかった」とヘイキ・コバライネンはコメント。「あそこにいたとき、僕は全力を尽くしていた。胸に手を当てて100%そうだと言える。チームがステップを果たせると本気で信じていた」「クルマに乗って、仕事をするたびに、僕は100%を与えていた。でも、十分ではなかった」