ケビン・マグヌッセンは、ルノーに誠意に欠けていると感じたため、自ら残留のオファーを断ったと明かした。今週、ルノーは、2017年もジェリオン・パーマーを残留させ、新加入するニコ・ヒュルケンベルグとシーズンを戦うことを発表した。ケビン・マグヌッセンは、自分にもルノーから残留のオファーがあったが、チームマネジメント側からそれを受け入れさせるだけのメッセージが伝わらなかったため、自ら断ったことを明らかにした。
「そうだね、僕の判断だ」とケビン・マグヌッセンは述べた。「オファーはあった。でも、受け入れられるような良いオファーではなかったんだ」 「ルノー側のコミットメントに対するフィーリングが決め手だ。彼らがもっと長い期間のコミットしてくれていたら、僕ももっと真剣に考えただろう」 「どうしても真剣さが感じられなかった。他にも多数のオファーを出していたし、一時はローマ教皇にもオファーがいったはずだ! かなり混乱していた。だから、これで良かった」ルノーは、セルジオ・ペレスやカルロス・サインツと2017年について交渉していた。だが、セルジオ・ペレスとカルロス・サインツを引き抜くことに失敗し、ニコ・ヒュルケンベルグと契約を締結している。その間、ケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーは将来の見通しが立たないまま待たされ続けた。 「マネジメントに対する気持ちの部分が大きい」とケビン・マグヌッセンは付け加えた。「もっとコミットメントや決断力が感じられたら違っていたかもしれない。でも、最終的な展開には満足しているよ」 「彼らは他のドライバーにオファーしていることさえ教えてくれなかった。もう少しオープンに対応してくれたら良かったんだけどね」 「ここでは、実際に誰が責任者で、誰が決定を下すのかがわかりにくい部分がある。でも、それはもう関係ないし、過ぎたことだ」 「なるようになったし、僕はチームとのシーズンを楽しんだ。本当に素晴らしいチームだと思っている。ここの人たちが大好きだし、彼らはとてもフレンドリーでいい人たちだ。きちんとしたリソースと体制が得られれば、仕事をやり遂げられるはずだ」 「チームを去るのは寂しくもある。会えなくなるのが寂しい人たちがたくさんいる。これからも連絡を取り合いたいし、来年も同じパドックにいられたらいいね。悪いことばかりではないよ」ケビン・マグヌッセンは、2017年から複数年契約でハースに移籍すると噂されている。関連:ルノー、ジョリオン・パーマーの2017年の残留を正式発表