小林可夢偉は、2013年にフェラーリからWEC(世界耐久選手権)に参戦することを発表した。フェラーリのF1ワークスチーム、スクーデリア・フェラーリは伝統ある“跳馬”史上初めてのアジア人ドライバーとして小林可夢偉の加入を発表した。ザウバーのシートを喪失した小林可夢偉は、2013年のF1シート獲得を断念。2月中旬にWEC(世界耐久選手権)に参戦するフェラーリのファクトリーチームであるAFコルセでフェラーリ 458をテストしていた。
小林可夢偉のフェラーリドライバーとしてのデビューレースは、4月14日にイギリス・シルバーストンで行われるシルバーストン6時間耐久レースとなり、GTEプロクラスにAFコルセから参戦する。小林可夢偉「今日こうして新しい立場を発表できることがうれしいです。フェラーリファミリーに迎え入れて頂いたことを大変光栄に思います。GTマシンを使った耐久レースに参戦するのは初めてになります。AFコルセと仕事をするのをすごく楽しみにしていますし、チームメイトと一緒にチャンピオンを狙うことができると思います。これから始まる僕のキャリアの新しいチャプターに全力を尽くしますし、ファンのみなさまからの応援をよろしくお願いいたします。このチャンスを下さったスクーデリア・フェラーリに感謝すると同時に。最後になりますが、今日この日、震災から2年目を迎えた日本のすべてのみなさまのために今シーズンの新しい挑戦を捧げたいと思います」