観光庁長官の溝畑宏が、日本人唯一のF1ドライバーである小林可夢偉選手を訪問し、世界最高峰の舞台で戦う小林選手を激励するとともに、モータースポーツを通じた日本の魅力発信に取り組んでいくことを約束した。小林可夢偉選手は、今シーズンからBMWザウバーF1チームの正ドライバーとして、F1世界選手権にフル参戦している。
F1世界選手権は、18ヶ国で年間19戦が開催され、のべ約6億人がテレビ観戦する世界最大級のスポーツイベント。時速300キロ超の世界で強豪と戦う小林可夢偉選手は、モータースポーツを通じて人々に夢を与えるとともに、日本の持つ力を世界にアピールし続けている。観光庁は今年度から「鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会」にオブザーバー参加し、F1を核とする地域と連携したインバウンド戦略を展開。さらに、10月10日に開催される決勝レースには、前原誠司国土交通大臣が表彰式プレゼンターとして出席し、広く観光魅力を内外にアピールする。小林可夢偉「厳しい経済情勢・社会状況が続いていますが、こんな時代だからこそ、夢のあるスポーツが大事だと思うんです。私自身も、小さい頃から中嶋悟選手に憧れて、この世界を目指しました。今、自分がその立場になった以上、将来を担う子どもたちに夢を与えられるよう、頑張りたいです。子供たちが夢を叶えられるチャンスを、今後も閉ざすことなく、むしろ拡げていくためにも、モータースポーツをさらに盛り上げていきたいと思っています。現在、日本人F1ドライバーは私一人ですが、みんなの夢が続くように、結果を残していきたいです。日本には、世界中のドライバーが憧れる「鈴鹿」という素晴らしいサーキットがあります。世界でも3本の指に入るこのサーキットをはじめ、日本のモータースポーツの持つ底力、そして、日本の魅力を一緒にアピールしていきましょう。10月に鈴鹿で開催される日本グランプリを、皆さん、ぜひ観に来てください! 多くのファンのサポートがあってこそのF1です。モータースポーツの魅力を皆さんに感じてもらえるよう、私も全力で頑張ります!!」