元F1ドライバーの小林可夢偉がトヨタF1時代を振り返り、チームはもう1年F1に残っていればレースに勝っていただろうと語った。2002年にF1参戦を開始したトヨタは、2009年末までに13回の表彰台を獲得した。しかし、2009年のF1アブダビGPを最後にトヨタはF1から撤退。前戦F1ブラジルGPで代役としてF1デビューを果たし、翌年のレギュラーシート昇格が期待されていた小林可夢偉はシートを失った。
トヨタがF1から撤退しようとしていることは知っていたかと質問された小林可夢偉は「いいえ。噂があることは知っていましたが、通常、チームがすぐに辞めることはないですからね。通常はもう1年残ります」と Beyond the Grid Podcast に語った。「そういうわけで、それについてあまり心配していなかったので、驚きでしたね。アブダビの後に電話があり、ドイツに会議のために向かいました。てっきり2010年のオファーだと思っていました」「しかし、実際の会議はトヨタがF1を撤退するというものだったので、非常にショックを受けました」翌シーズン、ペドロ・デ・ラ・ロサはピレリのF1テスト業務の一環としてトヨタが使うはずだったシャシーを使用し、非常に感銘を受けた。小林可夢偉は、舞台裏で行われている作業と技術を見て、トヨタがF1に滞在していれば、2010年にレースに勝っていただろうと語った。「彼らがどのようなテクノロジーを持っているかを知っていました。正直なところ、もう1年いれば、彼らは勝つと確信していました」と小林可夢偉は語った。「エンジンはすでに30~40馬力をアップデートできることを知っていました。それにすでにそのスポードの一定量を引き出すことができていました」「彼らはドラッグを減らし、最高速度を上げることができていました。彼らはすでにマシンにブロウン・ディフューザーを持っていましたし、彼らは彼らが持っていたものより技術的にもはるかに進んでいたと思います」「2010年に、マニュファクチャラーたちはブロウン・ディフューザーに取り組み始めましたが、トヨタはすでにそれだけでなく、いくつかの追加のものさえ持っていました」「テクノロジーに関して、彼らは本当に優れていたので、残念でした」
全文を読む