小林可夢偉が、F1スペインGPでのパフォーマンスを振り返り、今後のレースへの意気込みを語った。可夢偉、再びチームのために10ポイントを獲得しましたね。レースを振り返ってみていかがですか?僕たちにとって最も重要なことは、新しいエアロパッケージをうまく働かせることでした。間違いなく前進しています。油圧問題による難しい予選で9番手からスタートしなければなりませんでした。レースパフォーマンスは5位が示すよりもよかったと思います。
レースでのトラフィックはタイヤの扱いをより難しくします。予選で最速だったルイス・ハミルトンを見てみれば、グリッドの最後尾からのスタートを強いられた彼が、レーストラフィックでポジションするのが簡単な仕事ではなかったことがわかると思います。全体的にマシンをさらに改善してくれたファクトリーのスタッフ、そしてもちろんレーストラックのクルー達の素晴らしい仕事に満足していますし、誇りに思っています。ザウバーC31フェラーリの新しい空力パッケージは期待通りでしたか?そうですね。望んでいたエリアを改善できたと思います。今のマシンはコーナーでよりバランスがとれています。安定性に関してはほぼ同じだと言えますが、安定性は常に多くがトラックコンディションに依存しています。スペインでは2つの素晴らしいオーバーテイクがありましたね? マシンに対する信頼は取り戻せましたか?そう思います。バルセロナでオーバーチイクしたときは、確実にマシンを信頼していました。それにアップデートによって、現在僕たちはレース中のタイヤマネジメントをよりうまく扱えるようになっていると感じています。以前はその点が少し弱かったですね。モナコの狭いストリートサーキットでマシンはどのように機能すると思いますか?カタロニア・サーキットとは全く異なるチャレンジになるのは明らかです。モナコではマシンがバンプで跳ねますし、限界まで攻めているときはアンダーステアとオーバーステアが発生します。いかなるミスも許されないトラックです。僕たちのマシンは低速コーナーで改善しているので、去年のモナコよりもいいと思います。2011年は5位でフィニッシュしているので、今年の目標はより高い位置でフィニッシュすることです。でも、モナコで最速のマシンを与えられたとしても、最終的にそこから最後のコンマ1秒を引き出すのは多くがドライバーにかかっています。土曜日にチャンピオンズリーグ決勝のチェルシーFC 対 バイエルン・ミュンヘンを観戦しますね。これまでそのような大きな試合のためにフットボールスタジアムに行ったことはありますか?いいえ。そのレベルの試合を見たことはありません。イタリアでもっと低いリーグのゲームを観戦しただけですね。通常は、むすろ自分のトレーニングに集中したいので、他のスポーツを観戦するのはあまり好きではありません。ですが、今はチェルシーFCのサポートになることに決めましたし、スタジアムで彼らのプレーを見るのをとても楽しみにしています。最高レベルのプロスポーツですし、土曜日にミュンヘンに行くことにとても興奮しています!今後のレースでの目標は?5レースで異なる5名のウィナーを見ました。なので、今年はほぼ全てが可能だと言えます。僕たちには良いマシンがありますし、良い結果を出すチャンスがあると信じています。最終結果は常に多くの要因に依存しています。でも、でも、成功のためにやらなければならないことは、週末全体であらゆる小さなことをパーフェクトにまとめることです。それが僕が目指していることです。
全文を読む