2026年F1日本GP予選は、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが圧巻の走りでポールポジションを獲得し、鈴鹿に新たな主役が誕生する結果となった。中国GPに続く2戦連続ポールという快挙で、若きイタリア人ドライバーが完全に主導権を握っている。Q3では1回目のアタックで記録した1分28秒778が決定打となり、その後の最終アタックでタイム更新はならなかったものの、他のドライバーが届かずトップを守り切った。
チームメイトのジョージ・ラッセルは0.298秒差の2番手、マクラーレンのオスカー・ピアストリが3番手につけ、上位は三つ巴の構図となった。フェラーリ勢ではシャルル・ルクレールが4番手。最終アタックでは好タイムが期待されたが、わずかなオーバーステアでラップをまとめきれなかった。ランド・ノリスが5番手、ルイス・ハミルトンが6番手と続き、トップ争いは依然としてメルセデス優位ながら、他チームも射程圏内に迫っている。一方で波乱となったのがQ2。マックス・フェルスタッペンがまさかの11番手敗退を喫し、鈴鹿で続いていたポールポジション記録が途絶えた。マシンについて「まったく運転できない」と無線で訴えるなど、深刻な不調が明らかとなった。決勝はポールスタートのアントネッリに対し、ラッセルとピアストリがどこまでプレッシャーをかけられるかが焦点となる。スタートや戦略次第ではフェラーリ勢の逆転も十分に考えられ、三つ巴、あるいはそれ以上の混戦レースとなる可能性が高い。鈴鹿での勝者争いは、予選以上に激しさを増しそうだ。