2021年のF1カレンダーでキャンセルされる可能性のあるグランプリとして Auto Motor und Sport は、日本、メキシコ、ブラジル、オーストラリアの名前を挙げている。すでに2021年のF1カレンダーは新型コロナウイルスの影響で改訂されており、先週末にはF1シンガポールGPの中止が発表された。
Auto Motor und Sport は、F1シンガポールGPの代わりを務める会場はトルコになる可能性が高いと主張している。F1トルコGPは、当初、F1カナダGPの代替グランプリとして6月13日に開催が予定されていたが、F1チームのうち10チームが拠点を置いているイギリスが、渡航を避ける対象国である“レッドリスト”にトルコを追加。また、トルコからイギリスに入国するには10日間の隔離期間を義務づけられたことでキャンセルとなった。トルコのプロモーターは、可能であれば、イスタンブールでのレースをシーズン後半に再スケジュールできる機会をF1に検討するよう要求している。また、 Auto Motor und Sport は、日本、メキシコ、ブラジル、オーストラリアのグランプリが特に危機に瀕しているように見えるとし、シーズンの後半にさらにキャンセルされる可能性もあると伝えた。F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、前例のない23戦のレース数を維持することを決意している。「計画は昨年よりもさらに難しくなっている」とステファノ・ドメニカリは説明した。「だが、渡航と検疫の規制は常に変化しています。」来月にオリンピックが開催されれば、鈴鹿でF1日本GPが開催される可能性は大幅に高まるだろうが、世論調査によると、東京での世界的なイベントが開催されると考えているのは人口の半分だけだと Auto Motor und Sport は指摘。F1日本GPがキャンセルされた場合、マレーシアもしくは中国が代わりの選択肢になる可能性があると報告している。F1マレーシアGPは2017年を最後にカレンダーから遠ざかっている。 「オーストラリアでは厳しい政策があり、ブラジルでは P1 ウイルスの亜種があるため、この 2 つのレースは本当に疑わしい」「別の解決策として考えられるのは、オースティンでの2度目のアメリカGPか、インディアナポリスへの復帰だ」「バーレーンではショートコースで2回目のグランプリが開催される可能性もあり、カタールのロサイルをフレームに入れる人もいる」「しかし、F1がドイツに戻るようには見えない。ニュルブルクリンクとホッケンハイムは現在、代替レースの可能性について実際の議論を行っていない」関連:F1マレーシアGP、2022年にカレンダー復活の可能性