FIA(国際自動車連盟)は、2019年のF1日本GPの週末に台風19号が直撃するとの予報を受け、関係各所とスケジュール変更を含めた準備を整えている。気象庁は、南鳥島近海で発生した台風19号「ハギビス」が、10日(木)頃には日本の南で「猛烈な」台風にまで発達するとの見解を発表。「今年、日本を襲った最強の台風になるかもしれない」と警戒を強めている。
台風19号は、土曜日と日曜日に日本を襲い、激しい風と豪雨をもたらし、中心付近の最大風速は40m/s前後、最大瞬間風速は60m/sだと予測されている。台風上陸の正確なタイミングと位置についてはまだ定かではないが、最新の予報では鈴鹿は土曜日に最悪の事態に直面するとされている。台風が直撃した場合、トラックアクションが行われる可能性は低く、F1日本GPはスケジュールを変更せざると得なくなる。このようなことは2004年と2010年にも起こっており、台風によって予選は日曜日に延期されている。FIAは、気象状況を注意深く監視し、鈴鹿サーキット、日本自動車連盟(JAF)、F1と緊密に協力して、何らかのアクションやスケジュールを変更する必要があるかを確認していくと述べている。FIAの広報担当は「タイムテーブルの変更が必要になった場合に対応できるよう、日本自動車連盟およびF1と共に密接に取り組んでます」とコメント。また、過去にもF1日本GPが悪天候で開催されることの多かったことから、そのようなシナリオにも対応できるよう、しっかりと準備をしていると述べた。今週初めの予報では日曜日も台風の影響を受ける可能性があるとされていたが、最新の予報では1日早く移動する可能性があるも言われており、決勝は台風一過の晴天のなかで行われる可能性もある。