鈴鹿サーキットは、F1日本PG決勝日(10月7日)に行われる往年のF1マシンによるデモ走行の詳細を発表した。ジャン・アレジ、F1日本GPでのデモ走行をキャンセル走行マシンはHonda RA272(1965年)、ロータス101・ジャッド(1989)、ラルースLC90・ランボルギーニ(1990)、フェラーリF2003(2003)の4台。
ドライバーとしてジャン・アレジが来日。また日本を代表する元F1ドライバー中嶋悟、鈴木亜久里も登場する。Honda RA272をドライブするドライバーについては決定次第、発表される。フェラーリF2003(2003)ジャン・アレジミハエル・シューマッハが6度目のチャンピオンを鈴鹿で決めたマシン。ドライブするのは1991年〜1995年までフェラーリに在籍したジャン・アレジ。F1通算1勝は1995年カナダGPで、フェラーリであげたもの。当時のフェラーリは戦闘力不足だったが、ジャン・アレジの果敢な走りは世界中のフェラーリファンを興奮させた。今回のデモランに登場するF2003は実際にアレジが戦ったマシンではないが、フェラーリに乗るアレジを見ることで多くのファンが当時の走りを思い出すことだろう。ラルースLC90・ランボルギーニ(1990)鈴木亜久里鈴木亜久里を日本人初表彰台に導いたマシン。1990年日本GP、9番グリッドからスタートした鈴木亜久里は、第1コーナー手前でダートに片輪を落としながらも豪快にオーバーテイクを決めるなど、多くの見せ場を作り終盤に3位に浮上。サーキット中が興奮の渦に包まれる中、日本人初の表彰台を母国GPで決めた。ロータス101・ジャッド(1989)中嶋悟日本人初のファステストラップを記録し、中嶋悟がもっとも表彰台に近づいたマシン。1989年最終戦のオーストラリアGPは雨でスタートから大混乱。後方からのスタートだった中嶋は一気に追い上げ終盤に4位を走行。ファステストラップを記録しながら3位のマシンにテール・トゥ・ノーズまで迫ったが、巻き上げる水しぶきをエンジンが吸い込みスピードが上がらず、惜しくも4位でゴール。日本人初表彰台は幻となった。Honda RA272(1965年)HondaがF1初優勝を飾ったマシン。1964年にRA271でF1に初参戦したHondaは、2年目の65年に改良型のRA272を投入。第3戦で4番グリッドを獲得し、決勝は6位でチェッカーを受け初ポイントをゲット。その後も入賞を重ね、最終戦メキシコGPでR・ギンサーが予選3番手から追い上げトップチェッカー。見事Hondaに初優勝をもたらした。
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