2021年のF1世界選手権の第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPがイモラ・サーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが第2戦のタイヤについて語った。イモラ・サーキットで開催される第2戦は、開幕戦バーレーンと同じC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)という3種類のコンパウンドが持ち込まれる。供給されるタイヤは、ハードが2セット、ミディアムが3セット、ソフトが8セットに固定される。
タイヤコンパウンドは、半年近く前にイモラ・サーキットで開催された前回のレースと同じ選択となるが、今年はタイヤの構造が変更され、耐久性が向上し、より低い圧力(フロント:21.0 psi/リア:19.0 psi)でオーバーヒートに対する耐性が強化されている。また、2020年のイモラは、90分のプラクティスセッション1回だけだったが、今年は1時間のプラクティスセッションが3回行われる。イモラ・サーキットは、F1マシンのパフォーマンスのあらゆる側面をテストする様々なコーナーと速度の混合セクションがある大きな技術的課題を提供する昔ながらのサーキット。2006年以来、F1レースは1回しか開催されておらず、チームは昨年の晩秋の温暖なコンディションでのデータしか持っていない。昨年のグランプリの前にアスファルトが再舗装されたが、反時計回りのサーキットであるイモラはまだかなりバンピーで、いくつかの大きな縁石があり、マシンとドライバーに要求を課す。コースは場所によってはかなり狭いため、オーバーテイクはチャレンジであり、戦略に重点が置かれる。昨年の戦略は、レース後半のセーフティカー(および初期のバーチャルセーフティカー)の影響を受け、ミディアムでスタートしたルイス・ハミルトンが3つのコンパウンドすべてを使用して勝利した。また、ピットレーンのタイムロスが約25秒と非常に大きく、セーフティカーがなければ、おそらく大多数のドライバーが1ストップ戦略を選択していたと考えられる。マリオ・イゾラ(ピレリ F1 およびカーレーシング責任者)「バーレーンでのエキサイティングなスタートの後、我々はイモラにまったく同じタイヤノミネートを持ち込む。非常に異なる特性を持つサーキットであり、タイトルスポンサーとして『Made in Italy』の威信を世界に示すために訪れることに興奮している。イモラでの最後のレースは半年近く前に行われたが、4月と11月ではコンディションが異なる可能性があり、もちろんタイヤの構造も変更されている。ここでの前回のレースと同様に、ピットでのタイムロスとオーバーテイクの難しさから、チームは1ストップ戦略をとることが予想される。セーフティカーは昨年大きな違いを生んでおり、ヨーロッパへと戻る今週末に向けて多くの疑問符がある」
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