ダニカ・パトリックが、今年のインディ500にエド・カーペンター・レーシングから参戦することが発表された。今シーズン限りでレース引退を表明しているダニカ・パトリック(35歳)は、最後のレースとしてNASCARのデイトナ500とインディカーのインディ500でレースをする“ダニカ・ダブル”という計画を立てている。
今週末のNASCAR デイトナ500でプレミアム・モータースポーツのシボレー #7号車を走らせるダニカ・パトリックは14日(水)にデイトナ・インターナショナル・モータースピードウェイでメディアの取材を受けた際にエド・カーペンター・レーシングから参戦すると口を滑らせていた。その後のインタビューでダニカ・パトリックとエド・カーペンターは、正式に計画を発表した。「エドと走ることに本当に興奮しています」とダニカ・パトリックはコメント。「彼は長年にわたって素晴らしい競争相手でもありました。お互いに物凄いレースをしてきました。エンジニアリング責任者のマット・バーンズとの仕事をするのも楽しみです。彼は2009年に(アンドレッティ・オートスポーツで)私のエンジニアをやってくれていました。私たちは5位で選手権を終えました」「マットと私は物事の進め方についてとても似たマインドの持ち主です。彼とはインディカーを離れてからも連絡を取り合ってきました。エド、そして、素晴らしいチーム、常に競争的で、予選で本当に強く、速いクルマがあり、マットも関わっている。完璧な選択肢だと思いました」2005年にレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングでインディカーデビューを果たしたダニカ・パトリックは、女性で初めてインディ500でリードラップを走ったドライバーとなり、4位でフィニッシュして脚光を集めた。そして、2008年のもてぎで女性初のインディカー優勝。また、インディ500とデイトナ500の両方でリードラップを走った14名のドライバーのひとりだ。エド・カーペンターは「興奮している」とコメント。「水曜日のよるにそれについて話す予定ではなかった。バレンタインデの計画は少し妨げられてしまったが、それでも興奮している。ダニカが良いデイトナ500を戦うことを願っている。そうすれば、我々全員が一緒に素晴らしい5月を送ることに集中することができるからね」「我々はインディ500に人々が戻ってもどってきいたときに何が起こったのかを目にしてきた。(2014年の)カイル・ブッシュしかり、昨年のフェルナンド・アロンソしかり。ダニカのインディ復帰は、他のストーリーほどではないかもしれないが、同じくらい大きなものだ。その一員になること、彼女の人生の次のフェーズに移るためにレースに別れを告げるという、彼女の歴史の一員になることはエキサイティングだと思っている。我々はそれをとても楽しみにしているし、速いクルマを造れることを願っている」エド・カーペンターは、現在インディカー・シリーズに参戦する唯一のオーナー兼ドライバーであり、インディ500では過去に2度ポールポジションを獲得している。「彼女は高い期待を抱いている。我々もいつものよに高い期待を抱いている。追加のクルマを走らせることは検討するときは、常に良い状況でありたいと思うし、ダニカはそれに確実にフィットしている。彼女は以前にラップをリードし、ほぼレースに勝っていた。彼女はそれで大きな実績を挙げており、我々はチームの一員として彼女を迎え入れることに興奮している」ダニカ・パトリックの“ダニカ・ダブル”の両方のレースでは長年スポンサーを務めてきたGoDaddyがプライマリースポンサーを務める。