2025年F1ハンガリーGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。8月3日(日)にハンガロリンクで2025年のF1世界選手権 第14戦 ハンガリーグランプリの決勝レスが行われた。ポイント圏外では、アイザック・ハジャーが11位でフィニッシュ。レースペースは良好だったが、スタートでポジションを落としたことが響いた。ルイス・ハミルトンは12位でノーポイント。ハードタイヤでスタートするも進出できず、苦戦が続いている。
ザウバーのヒュルケンベルグは13位。果敢な2ストップ戦略で追い上げを図るも、あと一歩及ばなかった。ウィリアムズのサインツとアルボンは14・15位に終わり、チームとしては悔しい無得点となった。ハースとアルピーヌは下位を固め、特にアルピーヌは最下位2台となる厳しい週末に。エステバン・オコンは1ストップを試みるも、55周を走ったハードタイヤでは防戦一方となり16位。角田裕毅はピットスタートからの厳しい展開に加え、ウイングの破損で17位完走。マシンの挙動に苦しんだコラピントとガスリーは18位と19位に沈んだ。唯一のリタイアはオリバー・ベアマンで、フロアのダメージにより戦列を離れた。11位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)「ポイントを逃してしまって、本当に悔しい。週末を通してペースは良かったし、自信もあった。でもスタートでうまく加速できず、1周目で何とか頑張ってみたんだけど、ポジションを落としてしまった。そこからはずっと他のクルマの後ろに詰まっていた。ミディアムタイヤでのペースはすごく良かったんだけどね。チームとしてはリアムがいい結果を出してくれたし、そこはポジティブに捉えたい。クルマには確かなポテンシャルがあるし、自分としてももっとすべてをうまくまとめられるようにしたい。最近のレースはちょっと不運が続いてるけど、後半戦に向けて気持ちを切り替えて頑張る。」12位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「チャレンジングな週末だったし、正直、早く忘れたい内容だった。自分たちが期待していたような進歩はできなかった。でも、チームがこの週末を通して努力してくれたことには感謝している。これから夏休みに入るから、その間にしっかりリセットして、心身ともにリフレッシュして戻ってきたい。今の自分の状態には満足していないけど、まだ終わっていない。諦めるつもりはない。」13位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「今日は間違いなくチャレンジングなレースだった。最後方スタートだったから、最初から厳しい戦いになるのはわかっていた。ハンガロリンクは道幅も狭いし、トラフィックとの戦いが常に付きまとうからね。2ストップ戦略を選んだんだけど、ある時点では良さそうに見えた。でも結果的に、1ストップ勢がうまくやったから、僕たちの戦略は正解じゃなかった。正直、昨日の予選がすべてだった。ちゃんとまとめられなかったことで、今日のチャンスも大きく制限されてしまった。でも、ガブリエルが8ポイントを持ち帰ってくれたのは良かった。全体として、バルセロナ以降はずっとポイント争いに絡めてるし、6戦連続でポイント獲得しているのは、僕たちの成長の証だと思う。ヒンヴィルの全員に感謝したいし、夏休み明けにはまた全力で攻めたい。」14位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「週末全体としてはクリーンな内容だったと思う。ただ、クルマの競争力がある週末じゃなかったのが残念だ。今日も最大で13位が限界だったと思うけど、ガスリーとの接触がなければそこまでは行けていたはずだ。1ストップを狙ってソフトからハードにいったけど、ちょっと楽観的すぎたかもしれない。そのあと2ストップに切り替えたけど、タイムは取り戻せなかった。前半戦を振り返ると、速さがあった週末に結果を最大化できなかった点は悔やまれる。だからこそ、後半戦では逆の展開にしていきたい。チームには本当に感謝してるし、ファンの皆にもいつも応援してくれてありがとう。夏休み中にリフレッシュして、後半戦で巻き返していきたい。」15位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「本当に厳しい週末だった。ここに来るときはもう少し楽観的だったけど、このサーキットでは自分たちの弱点が露呈してしまった。クルマの特性が合っていなかったし、レース中は思っていた以上に苦戦した。もう一度やり直せるならもっといい仕事ができる自信はあるけど、今日はその機会がなかった。これからのレースは激しい戦いになると思うし、簡単じゃない。でも、僕たちはローダウンフォースのサーキットの方が得意だし、他のチームは逆かもしれないから、どうなるかは様子を見よう。選手権5位の座を守るために全力で戦うつもりだし、カルロスも同じ気持ちだと思う。最後まで全力で戦い抜くよ。」ルイス・ハミルトン:ハードタイヤでのスタートから巻き返しを図るも、トラフィックに阻まれて12位完走。厳しい週末を振り返り、「まだ終わってない」と闘志を見せた。16位:エステバン・オコン(ハース)「今日は本当にタフな1日だった。特に終盤は厳しかった。後ろのクルマの方が新しいタイヤを履いていて明らかに速かった。でも、前に出ていたことでチャンスをつくれたのはよかった。スタートは良かったけど、もっとクルマのコントロール性を改善して、レース全体でのペースを上げていく必要がある。前半戦を振り返ると、ポジティブな点もあった。スプリントではスパでいい結果を出せたし、毎週そうなってはいないけど、チームは改善に取り組んでいるし、僕はこのチームを信じている。」17位:角田裕毅(レッドブル)「今週末はチームにとって厳しい週末でした。正直、今日のレースもポイントを獲得するのは難しいとわかっていましたし、フロントウイングにダメージを負った時点で、実質的にレースは終わってしまいました。途中でガーニーフラップが外れてしまって、そこから一気にペースが落ちて、グリップも悪くなってしまったんです。そうなると、戦略的にもいい判断を下す余地がなくなってしまって……。それでも、シーズン全体を振り返ればポジティブな面もあります。特にスパでフロアのアップグレードを投入してからは前進できていると感じています。マックスとの差も少しずつ縮まっていて、体感としてはまだ遠いかもしれませんが、データ上ではたった0.1秒差ですから、マックスにここまで近づけているドライバーはそう多くないと思います。明日はそのままファクトリーに向かって、シミュレーター作業をする予定です。何が悪かったのかをしっかり分析して、夏休み明けには同じような週末を繰り返さ...