2025年F1第14戦ハンガリーGPの公式予選がブダペストのハンガロリンクで始まり、Q1では角田裕毅を含む5名のドライバーが敗退となった。Q1は路面コンディションの進化とともに刻一刻と順位が変動する展開となり、セッション終盤には激しい順位争いが繰り広げられた。
角田裕毅(レッドブル)は一時2番手に食い込むなど好調な滑り出しを見せていたが、最終盤に各車が新品ソフトタイヤでタイム更新を果たす中、更新の波に飲み込まれ16番手へと脱落。リアム・ローソンが14番手に浮上したことで角田はノックアウト圏へと押し出され、惜しくもQ2進出を逃した。セッション中盤にはアロンソが暫定トップに立ち、続いてピアストリが再び1分15秒554で首位を奪還。終盤にはボルトレトが5番手、サインツが7番手、フェルスタッペンが9番手に食い込むなど、続々とポジションが入れ替わる中で、セーフゾーンとノックアウト圏の境界はコンマ数秒の僅差となった。Q1で敗退となったのは以下の5名:16位:角田裕毅(レッドブル)17位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)18位:エステバン・オコン(アルピーヌ)19位:ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)20位:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)角田裕毅は最終アタックでローソンに抜かれQ1敗退特にガスリーは一時13番手まで浮上したが、最終的にはルクレールやローソンの更新により圏外に脱落。オコンは一時15番手に上がるもボルトレトに追い出され、ヒュルケンベルグも更新ならず。アルボンは17番手にとどまり敗退が確定した。Q1序盤は降雨の可能性も懸念されたが、天候は持ちこたえた。しかし、トラック温度が低下し進化が激しい状況となり、タイヤ投入のタイミングとアタックの精度が明暗を分けるセッションとなった。
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