ランド・ノリスが壊したマックス・フェルスタッペンのF1ハンガリーGPの優勝トロフィーは、6か月の製作期間をかけて手作りされた40,000ユーロ(約626万円)のものだったことが判明した。マックス・フェルスタッペンは日曜、F1通算44勝目を飾った後、割れたトロフィーを小脇に抱えてハンガリーGPの表彰台を降りた。
勝利の興奮に包まれた表彰台で、フェルスタッペンは優勝トロフィーを壇上に置いた。その数秒後、歓喜に沸くランド・ノリスは、内なるシャンパン・マエストロを解き放たずにはいられなかった。いたずらっ子のような笑みを浮かべながら、シャンパンを掲げ、得意技である表彰台の床を力強く叩きつけてボトルをあける動作を実行した。しかし、このランド・ノリスの動きにより、壇上に置かれた優勝者のトロフィーは転がり、貴重な陶器が砕け散った。だが、レース後の記者会見で二人のドライバーがその瞬間について冗談を言い合うと、笑いが起こった。この表彰台のセレモニーを歴史に残るものにした自分のおふざけについて質問されたノリスは、何が起こったのか「よくわからない」と照れくさそうに答えた。「マックスは端に寄せすぎたんだ。たぶん、それで倒れたんだろう。僕の問題ではなく、彼の問題だ」マックス・フェルスタッペンは、レース後のプレスリリースで「マクラーレンに新しいトロフィー代を払ってもらわないとならない!」とコメント。「ランドはトロフィーが壊れたのは僕のせいだと言っているので、VARのように映像を見直さないといけないね(笑)」一方、マクラーレンとレッドブルはツイッターで予想通りのやり取りをした。「本当に、本当に申し訳ない...」とマクラーレンはつぶやくと、レッドブルは「接着剤が必要だな」と答えた。「どこにも連れて行けないな。でも、一緒にそこにいてくれて嬉しい」その後、トップ3に手渡される陶器製のトロフィーはHerendi Porcelanmanufaktura Zrt.の手作りで、製作期間は約6カ月、価格は40,000ユーロであることが明らかになった。しかし、ヘレンディが割れたカップの交換を申し出たため、マックスは白磁を手に入れることになる。同社のアッティラ・シモン最高経営責任者(CEO)は「誰が悪いかは各チームが決めることだが、我々はこのカップを作り直すという喜びと重荷を背負うことになる」とハンガリーの『M4 Sport』チャンネルに語った。We are so, so sorry... @redbullracing and @Max33Verstappen! #HungarianGP pic.twitter.com/eXTC4dLdMO— McLaren (@McLarenF1) July 23, 2023
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