ニコ・ヒュルケンベルグは、2012年のF1ブラジルGPで勝利を挙げていれば、自分のF1キャリアは違ったものになっていただろうと悔やむ。今年、ルノーF1チームに所属していたニコ・ヒュルケンベルグだが、ルノーは2020年のドライバーとしてエステバン・オコンと契約。ヒュルケンベルグは2020年のF1シートを得ることができず、F1を離れることになった。
2012年にフォース・インディアに所属していたニコ・ヒュルケンベルグは、雨に翻弄されたF1ブラジルGPのレース前半にリードを築いていたが、セーフティカーでギャップを失い、リードを奪われたルイス・ハミルトン(当時マクラーレン)を抜き返そうとして接触。15位でレースを終えている。ニコ・ヒュルケンベルグは、あのレースは勝てるチャンスだったと考えている。「皮肉なことに、先週、Skyのクラシックレースで観ていらら、そのレースだった」とニコ・ヒュルケンベルグはF1アブダビGPの決勝前にコメント。「僕はリードを築いていたし、改めてレースを見直して心が痛くなった」「セーフティカー前は50秒のリードを築いていた。特別なレース、特別な日、とても若いハルクだった。歴史書の特別な走りだった」F1ブラジルGPで勝利していたら、自分のF1キャリアは変わっていたかと質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「たぶんそうだっただろうね」とコメント。「あのような状況で何が起こったかを伝えるのはいつだって難しい。僕にはわからない」