ニコ・ヒュルケンベルグは、同じようなジュニアキャリアを過ごしながらもF1で非常に異なる道を進んでいるシャルル・ルクレールを“ラッキーな野郎”だと笑顔で語った。今シーズン限りでルノーのF1シートを失うことが決定しているニコ・ヒュルケンベルグは、ゆっくりだが確実に2020年の選択肢がなくなってきている。
ハースF1チームへの移籍が濃厚とされていたニコ・ヒュルケンベルグだが、チームは2020年にロマン・グロージャンの続投を決定してそのドアは閉ざされた。アルファロメオ・レーシングもアントニオ・ジョビナッツィとの契約を更新したことで移籍は実現せず、レッドブルとトロロッソはどちらもヒュルケンベルグの起用を除外している。また、ニコ・ヒュルケンベルグ自身はウィリアムズへの移籍に興味を持っていないことを明らかにしている。ニコ・ヒュルケンベルグは、2019年末で175戦で一度も表彰台に登壇することなくF1を離れることになるが、“やり残した仕事はない”と主張する。「僕は自分の仕事をやってきたので、やり残した仕事だとは感じていない」とニコ・ヒュルケンベルグは Crash.net に語った。「長年にわたってパフォーマンスを発揮してきたし、とても一貫性があった。何度も危機はあったし、他の人がやとわれたり、仕事を得られないこともあった。それでも運転することを望まれ、雇われ、給与をもらってきた。それもある程度のクオリティを物語っていると思う」「もちろん、違った種類の記録を残したかったし、もっと多くのポイント、表彰台や勝利を獲得したかったけど、理由はわかっているし、物事がうまくいかなかった理由もわかっている」「安らかな気持ちだよ。夜はぐっすり眠れている。レースを続けたいけど、もしそうでないとしても、人生は続きいていく」数年前にフェラーリと契約をに近づいていたニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバーとのわずか1シーズンでフェラーリと契約したシャルル・ルクレール同じようにジュニアキャリアのあらゆる段階でタイトルを獲得してきた。自分もシャルル・ルクレールのようになっていたかもしれないと考えたことはあるかと質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「彼はラッキーな野郎だと思うよになったよ!」と笑顔で語った。
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