ニコ・ヒュルケンベルグは、レッドブルから2020年のF1シートのオファーがあれば“ノーとは言えない”と語る。ルノーがエステバン・オコンと契約したことでシートを失うことになったニコ・ヒュルケンベルグは、ハースF1チームとの契約が目前だと報じられていた。しかし、ハースはロマン・グロージャンと再契約。ヒュルケンベルグの2020年の選択肢はほとんどなくなった。
2020年のラインアップをまだ発表していないチームのひとつがレッドブル・ホンダだ。マックス・フェルスタッペンは2020年末まで契約を結んでいるが、チームメイトはまだ決定していない。だが、レッドブルは自社のドライバの4名のなかから選択する可能性が高い。マックス・フェルスタッペンに挑戦することを喜んで引き受けるかと質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「あのクルマにノーとは言えない」とコメント。「受け入れるべきだと思うし、相性はいいと思う。明らかに大きな挑戦になるだろう。僕たちが知っているように、マックスはキラーであり、彼は最速の一人だ」もうひとつの選択肢はニコ・ヒュルケンベルグが2010年にF1デビューを果たしたウィリアムズとなる。だが、レッドブル・ホンダが上位争いをしているのに対し、ウィリアムズは最後尾にいる。ニコ・ヒュルケンベルグは、このウィリアムズ移籍については少し慎重な姿勢をみせている。「F1で続けたいと思うのと同じくらい、それは理にかなっている必要がある。賢明である必要がある」とニコ・ヒュルケンベルグは語る。正しい取引である必要がある。何が何でもF1にとどまりたいというわけではない」「ウィリアムズを度外視したり、軽視したりはしていない。一般的に、世界的には、ハースでさえね。それが僕にとって最も重要なことだ」ニコ・ヒュルケンベルグは、F1にとどまりたいと思っていることを否定しないが、もはや自分で決定できることではないと認める。「どのシートが開いているかどうかは皆さんも理解していると思う」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「それはかなり明白だと思う。今のところ、それは僕のコントロールの範囲外で、僕の手の及ぶものではない」「もう少し時間が必要だ。まだ可能性はあると思っているし、現実的なチャンスはあると思っているけど、このゲームでは、決して確信は持ていない」