ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーの2019年F1マシンの特性は昨年マシンと“類似した問題”を抱えていると語る。昨年、コンストラクターズ選手権を4位で終えたルノーは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強チームとのギャップを縮めることを目標に掲げ、シャシーとエンジンを一新した。
しかし、2019年の開幕2戦でルノーは“ベスト・オブ・ザ・レスト”のポジションを確立することに苦労しており、バーレーンでのダブルリタイアを含めた信頼性不足によってまだ開幕戦でのニコ・ヒュルケンベルグの7位・6ポイントとしか獲得できていない。今季のルノーは、重要なエリアを改善できたか、もしくは昨年までの弱点がまだ残っているかと質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「いくつかのことは改善されているし、冬の間にエンジン側がかなり改善されたのは間違いない」と Autosport にコメント。「バーレーンでの予選ではそれに関連した問題を抱えていたの確かだけど、あれは特別なケースだったと思う。エンジン側は大きく改善した」「クルマとシャシー面に関しては、冬の間に取り組んではきたけど、まだ同じような問題を抱えていると思う」「それこが僕たちが本当に集中し、もっと良い何かを思いつく必要がある部分と感じている」今シーズン、ニコ・ヒュルケンベルグは、新しいチームメイトとしてダニエル・リカルドを迎えたが、リカルドは開幕2戦でまだ完走を果たしていない。昨年までに7勝を挙げたレッドブル・レーシングから、ミッドフィールドで戦うルノーに移籍したダニエル・リカルドは、ニコ・ヒュルケンベルグと比較して適応に苦しんでいることを認めている。ダニエル・リカルドが苦戦を強いられているエリアのひとつは、ルノーのF1マシンの縁石での反応であり、そこは昨年の弱点でもあった。「我々は冬にも乗り心地に取り組んできた」とニコ・ヒュルケンベルグは語る。「明らかに彼が甘やかされて育ったクルマに乗っていたし、彼は少しリセットしなければならないと思う。リファレンスは少し異なっている」「でも、そのようなフィードバックを得られることは良いことだ」「それはトップカーになるために必要なことだし、チームにとって価値がって良い確証だ。僕たちが実現する必要のある部分だ」