ニコ・ヒュルケンベルグは、10代のセルゲイ・シロトキンが、2014年のレースシート昇格に準備できると考えるのは“リスキー”だと思っている。ロシア人のセルゲイ・シロトキンは、ザウバーとロシアの投資家の契約の一部として、潜在的な2014年のドライバー候補に挙げられている。25日(日)に18歳になるセルゲイ・シロトキンは、今週の火曜日と水曜日にヒンウィルのザウバーのファクトリーを訪れ、シートのための準備を開始する。
セルゲイ・シロトキンは、シート合わせ、エンジニアとのミーティング、そしていくつかのメディア対応を予定している。セルゲイ・シロトキンが来年18歳でF1でレースをすることについての見通しについて質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「僕は、その時点ではF1の準備はできていなかったね」とコメント。「野心的だし、ちょっとリスキーかもしれない。でも、僕が決めることではない」「もちろん、全員が異なる。他の人より多くのプレッシャーに耐えられる人もいる」2010年にウィリアムズでF1デビューをしたとき、ニコ・ヒュルケンベルグは22歳だった。それまでに、ニコ・ヒュルケンベルグは、5シーズンをレーシングカーで過ごし、A1GPでドイツを優勝に導いただけでなく、ドイツ・フォーミュラBMW、F3ユーロシリーズ、GP2でタイトルを獲得してきた。セルゲイ・シロトキンは、2010年中頃にフォーミュラ・アバルトでレーシングカーでのデビューを果たし、AUTO GPを経由して、フォーミュラ・ルノー3.5にステップアップした。ニコ・ヒュルケンベルグは、F1でテストが禁止されていることを考えれば、セルゲイ・シロトキンがF1に準備するためにできることはほとんどないと考えている。「彼はフォーミュラ・ルノー3.5でレースを続けるだろうし、それ以降にも多くのシミュレーターでの走行ができるけど、それは現実世界ではない。それにザウバーにはシミュレーターがないので、そのようなオプションはない」