HRTは、ルイス・ペレス・サラが、コリン・コレスの後任としてチーム代表に就任すると発表した。HRTは、2010年からチーム代表を務めていたコリン・コレスが15日に辞職することを発表。1988年と1989年にミナルディからF1に参戦したルイス・ペレス・サラは、今年7月に新オーナーの“Thesan Capital(テサン・キャピタル)”のアドバイザーとしてHRTに加わった。
HRTのサウル・ルイス・デ・マルコスCEOは「7月に我々がチームを統制した瞬間から、我々はまず自分達の価値を研究、評価しつつ、目標を定めて戦略を確立した」とコメント。「我々はここ数ヶ月間、それを目指して、別々ではあるが、厳しく仕事をしてきた」「我々は常に優先事項はマシン、本部、ドライバーだと明言してきた。マシンは進化しているし、ペドロ(ペドロ・デ・ラ・ロサ)はチームにとって大きな強みだ。我々はずっとスペインにチームを定着させ、1つの屋根の下で働けるようにしたかった。ルイス(ペレス・サラ)と仕事を始めて以来、我々の繋がりは素晴らしいものだった」「これから彼はチームでより重要な役割を果たすことになるが、彼の知識と物事のやり方を考えれば簡単な決断だった。我々にとって最善の決断だ。ここ2年間のコリン(コレス)とマンフレディ(ラヴェット)の仕事と貢献に感謝したい。彼らの今後の活躍を祈っている」ルイス・ペレス・サラは「この任命は名誉であるが、大きな責任でもある。私は、新しいオーナーのアドバイザーとしてチームに加わり、経験を用いてできる限りの貢献をしてきた。我々は、ゆっくりと成長する基礎を確立していかなければならなかったが、今ではその仕事の最初の成果が表れつつある」とコメント。「しかし、見失ってはならないし、マシンの設計、スペインへの本部移設など、責任は大きいし、やらなければならない仕事がたくさんあることを心得なければならない。辛抱強くなければならないし、短期間では大きな成功を達成することはできないことを肝に銘じなければならない。しかし、我々は誰もが誇らしく思えるようにチームを前進させることができる」「スペインがモータースポーツの頂点にチームを持っているということ自体、立派なことだ。我々はG12のひとつだ。そして、これは名誉とは別に、組織とそれを取り巻くすべてにとってより大きな発展を意味している」