HRTは、ペドロ・デ・ラ・ロサを2012年のレースドライバーに起用することを発表した。契約は2年契約。現在、ペドロ・デ・ラ・ロサはマクラーレンのリザーブドライバーを務めているが、来年1月からHRTに加入する。「僕の競技キャリアにおける非常に重要なステップだし、最も熟考したステップのひとつだ」とペドロ・デ・ラ・ロサはコメント。
「僕は成熟という点で非常に良いステージにいるし、このチャレンジを引き受ける準備は整っている。とてもモチベーションは高い」「このプロジェクトに加わる決断をしたとき、3つの決定的な要因があった。競技に復活したいという僕の願望、HRTがスペインのチームであること、ルイス・ペレス・サラといったこのプロジェクトを率いている人物を知っていることだ」「僕は謙虚さを持って、懸命に作業するためにここにいる。僕たちは今の場所を受け入れているけど、2年間という時間で望んでいる場所を心得ている」「僕たちが一緒に成長できるように、僕が国際的なトップレベルで長年学んできたすべてを実行する時だ。スペインにF1チームがあり、そのドライバーになるチャンスを得られたことを誇りに思う。僕を信頼してくれたHRTに感謝を示すことしかできない」「最後に、このステップを許可してくれたマクラーレンにお礼を言うことも忘れることはできない。彼らと過ごした8シーズンはとてもハッピーだったし、ドライバーそして人間として成長してきた。彼らなしで今日の僕はいない」HRTのチーム代表コリン・コレスは「チームの目標は、経済面、技術面、そして競技面など、常にあらゆる面でチーム自体を強化することだ。ペドロ・デ・ラ・ロサの加入は、間違いなく来年の我々のプロジェクトの発展において重要な基盤となるだろう」と述べた。「我々は進歩を必要としている若いチームだ。この合体により、我々はそれを成し遂げられると確信している。彼は偉大な人物であるだけでなく、F1で証明されたキャリアと名声のある経験豊富なドライバーだ」「彼を心から歓迎している。彼が完璧に適応し、一緒に素晴らしい結果を成し遂げていけると確信している」