ヒスパニア・レーシングのチームオーナーであるホセ・ラモン・カラバンテは、チームが売却される、もしくは崩壊寸前であるとの報道を否定した。 「我々はバーレーンにいるし、2月のバレンシアでのテストにも参加する」とホセ・ラモン・カラバンテは El Mundo のインタビューで語った。スペインでは、トヨタ・モータースポーツとの契約が頓挫したことで、ヒスパニア・レーシングはマシンがないという深刻な問題を抱えていると報じられたが、チームのスポークスウーマンはその報道を否定している。
「他チームと同じように我々のマシンは前進しているし、ドライバーとも交渉中だ」とホセ・ラモン・カラバンテは続けた。カラバンテは、現在のF1が外部のスポンサーシップについて“複雑”であるとを認めるが、それでも価値のあるビジネスだと語る。「F1はドアを開き、国際的なコンタクトを生む。ビジネスの助けになる。たった12チームしかいないし、簡単にあきらめるつもりはないことを保証する。世界的なフランチャイズだ」2010年、ヒスパニア・レーシングは最も競争力のないチームといっても過言ではなく、コンストラクターズ選手権でヴァージンを上回るだけだったが、ホセ・ラモン・カラバンテはF1参戦を後悔していないと主張する 「今は厳しいが、いい時はくるだろう。我々は投資家やスポンサーのいずれにおいてもパートナーと交渉を続けている。だが、売却を考えたことはない。ずっと51%を保有し続けるつもりだ」噂では、ヒスパニア・レーシングはまもなく強力なスペイン企業、おそらくテレフォニカ(Telefonica)とのスポンサー契約を発表するのではないかともいわれている。「全ての大手企業に言っているが、我々とともに国家的なプロジェクトを支援することは素晴らしい方法だ。スペインの名を世界に広めるなんと素晴らしい方法だろう」ホセ・ラモン・カラバンテは、ASのインタビューでも「チームは売りに出されてはいないし、そうなったこともない」とコメント。「10%、15%、25%を買いたいという人がいれば、もちろん彼らとともにやっていくことは嬉しいだろう。それは否定しない」「我々はスペイン企業と交渉しているが、交渉は遅く、F1はとても速い」「(潜在的な投資家が)誰とは言えないが、我々は皆が知っている大手のスペイン企業と交渉している」ホセ・ラモン・カラバンテは、トップチームから数秒遅れのペースであることは恥ではないとも主張する。「アロンソの初年度はトップからはほぼ遠かったが、今彼はベストドライバーの1人だ。我々は最初の1年を過しており、我々が成し遂げたことは奇跡的だ」「(2011年)マシンはイギリスとドイツで製造している」
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