9月3日(土)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)第9戦日本ラウンドの予選が栃木県のツインリンクもてぎで行われ、スポット参戦した「ホンダ・レーシング・チーム・ヤス(Honda Racing Team JAS)」の道上龍は予選15番手だった。道上龍は、Q1で一時3番手タイムを記録するものの、その後タイムを伸ばすことができず、最終的に15番手となりQ1を突破することはできなかった。
道上龍(15番手)「フリー走行までは、ほかのHonda勢について行くことはできましたが、予選になると彼らのタイヤの使い方やマシンの走らせ方、ライン取りなどが自分のイメージとは違うことがデータに表れていました。思ったほどタイムを上げることができず、難しい予選でしたが、自分の中では楽しめたと思います。決勝はトップドライバーの走りを後ろから見ながらの走行となりますが、とにかくリタイアせず、完走を目標にがんばりたいと思います。オープニングレースを最後まで走り切ることでなにが足りなかったのか、こうしたいというのをメインレースにつなげられると思うからです」堀内大資 (Civic WTCC開発プロジェクトリーダー)「ツインリンクもてぎでの日本戦に向けて、車体、エンジンともにコースに合わせたセットアップをして臨みました。具体的にはタイトなコーナーをクイックに回れるような足回りのセットと、エンジンに関してはALS(アンチラグシステム)のセッティングを、よりアクセルレスポンスをよくする方向にしています。今回は80?のウエイトハンデとなり、予想以上に影響がありました。もてぎのコースはストップ&ゴーが多いことが特徴ですが、このコース特性がウエイトの影響を大きくしたのだと思います。予選については、道上選手がQ1を突破できなかったことは残念な結果でした。テスト、フリープラクティスを通してだいぶマシンにも慣れて、道上選手本人もいい感触だったのですが、やはり最後ではコンマ数秒のタイムを削るレギュラードライバーたちにはわずかに及びませんでした。ハフ選手、ミケリス選手については、Q2の終盤の状況を見て、オープニングレースのフロントローを狙いました。モンテイロ選手はQ3に進み、がんばりをみせてくれました。レースは厳しくなることが予想され、ブレーキ、タイヤなどのマネージメントが勝敗のカギを握るでしょう。両レースともに期待のできるポジションを得ましたので、日本のファンの皆さんの声援にお応えできるようにがんばります」
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