ホンダは将来的にアストンマーティンのドライバーラインナップにも口を出すことになるだろう。フェルナンド・アロンソとランス・ストロールはすでに2026年の契約を結んでおり、その年にはエイドリアン・ニューウェイがデザインした最初のアストンマーティンでレースに出場することになる。
しかし、ホンダは角田裕毅をできるだけ早く緑色のマシンに乗せたいのではないかという噂もある。また、43歳のアロンソの今後や、鈴鹿で目立って遅かったストロールが、父ローレンスがチームオーナーであるにもかかわらず、どれだけ生き残れるかについても、早くも憶測が飛び交い始めている。オランダGPのボスであるヤン・ラマースは、アロンソが今シーズン限りでF1を引退する可能性があると認めている。「私は長い間、マックス(フェルスタッペン)とアストンマーティンが一緒に何かできるのではないかという考えを持っていた」と、彼はZiggo Sportに語った。「ローレンス・ストロールがマックスをレッドブルから引き離せると思えば、必要なことはするだろうと思う。彼はそういう姿勢なのだ」現在、ホンダはレッドブルのドライバー選択に発言権を持っている。メインチームとレーシングブルズの両方で4つのコックピットを埋める必要がある。しかし、26歳のストロールは父親に守られているように見えるため、ホンダが来年度から影響力を及ぼすことができるアストンマーティンのコックピットは1つだけとなる。「シートの数は減りおます」と、ホンダ・レーシング・コーポレーションの渡辺康治社長はジャパンタイムズ紙の取材に答えている。「チームに加入するドライバーを決定する最終的な権限はチームにあるのは明らかですが、我々も(レッドブルと同様に)発言権を持つことになるでしょう」一方、渡辺康治は、バーレーンで開催される次回の会議で、V10エンジンへの回帰が話題に上る中、2026年のエンジンレギュレーション変更を予定通り実施するよう強く主張するつもりであることを明らかにした。「我々のスタンスは変わっていません。電気は我々にとって重要であり、だからこそ参入を続けています」と渡辺康治は述べた。2015年にマクラーレンに供給した最初のハイブリッドパワーユニットが完全な失敗に終わったにもかかわらず、ホンダは2026年には競争力を持つことができると、彼は自信を持っている。「我々はF1プロジェクトを中止していたため、2015年には準備ができていませんでした。ゼロからのスタートでした。しかし、今回はゼロからのスタートではないので、よりスムーズに開発を進めることができます」と渡辺康治は語った。
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