レッドブルのF1マシンに搭載されるホンダ製のF1パワーユニットは10馬力アップを果たすと報じられている。2022年を以ってF1パワーユニットの開発は凍結され、エンジンメーカーは2025年まで大きな変更を加えることはできない。ただし、F1レギュレーションでは、信頼性に取り組むことが許されている。
La Gazzetta dello Sportによると、この変更にとって2023年に最も進歩を果たすのはフェラーリだという。フェラーリは、2022年シーズンの開始時点で非常に速さを見せ、レッドブル・レーシングにとって深刻な脅威だった。しかし、いわゆるタービュレント・ジェット・イグニッション・システムの劣悪な機能が彼らをトラブルに巻き込み、戦略的なミスも相まって、フェラーリのシーズンはトラブルに発展した。La Gazzetta dello Sportは、フェラーリがこの技術的な問題を解決できれば、F1エンジンの出力は最大30馬力の増加するという。これは、メルセデスやレッドブルよりも大きな増加だ。メルセデスは、内部の機械的摩擦を減らすことに重点を置いて信頼性を改善しており、16馬力のアップを果たすという。一方、F1から撤退した今もレッドブルのために日本でF1パワーユニットを製造しているホンダは、エネルギーの散逸の改善に取り組んでおり、10馬力アップを果たすとしている。2023年、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリが搭載するF1パワーユニットは、ホンダRBPTとして登録されており、ホンダの名前がF1エントリーリストに復活している。もう1つのエンジンメーカーであるアルピーヌ/ルノーは、F1パワーユニットに改善が見られず、他のメーカーの馬力の増加が本当に純粋にF1パワーユニットの信頼性の改善に基づいているとは考えていないと述べる。
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