ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 第4戦 F1スペインGPの予選を振り返った。F1スペインGPの予選は、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップに0.036秒差の僅差の2番手でフロントローを獲得。チームメイトのセルジオ・ペレスは8番手。アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーがQ2敗退で12番手、角田裕毅はQ1で敗退して16番手だった。
「今日はトップグループ、中団グループともに非常に僅差での予選になりました」と田辺豊治はコメント。「その中で、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がポールタイムに0.036秒届かず、惜しくも2番グリッドとなりましたが、明日に向けて期待の持てるフロントローを獲得しました」「チームメートのペレス選手は8番手といつもよりやや後ろからのスタートになりますが、いつものようにレースでポジションアップを狙っていってくれればと思っています」「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、これまで以上に接戦となった戦いの中で、ガスリー選手が今年初めてQ3進出を逃して12番手、角田選手はミスもあり16番手となりました」「ガスリー選手はタイヤ選択の自由がありますので、レース戦略を含めて明日は入賞圏内を狙っていけると思っています」「角田選手はマシンのバランスにやや苦しんでいる部分もあるようですが、できる限りポジションアップしてフィニッシュしてもらえればと考えています」「接戦では小さな差が結果に大きく影響します。持てるポテンシャルを100%発揮することが重要であるのに加えて、ミスは許されませんので、十分に準備を整えて明日のレースに臨みたいと思います」
全文を読む