ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPへの意気込みを語った。第3戦 F1ポルトガルGPは、ポルティマオのアルガルベ・サーキットで開催される。昨年、コロナ禍によるスケジュール変更を受け、初めてF1の舞台となったポルティマオだが、今年もカレンダーに組み込まれ、2年連続での開催となった。
昨年はマックス・フェルスタッペンが3位表彰台、ピエール・ガスリーが5位入賞を果たしているが、今年は1992年モナコGP・カナダGP以来の連勝、およびホンダF1としての通算80勝目をかけてレースに臨む。「イタリアのイモラ・サーキットで行われた第2戦エミリア・ロマーニャGPでは、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝し、これまでに比べてシーズン序盤からライバルに対していい戦いができていると感じています」と田辺豊治はコメント。「また、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも多くのライバルチームと非常に力が拮抗している戦いの中で、よいパフォーマンスを見せています。長いシーズンの2戦を終えたばかりです。この先の1戦1戦を大事に、常に全力で両チームのメンバー、そして4人のドライバーとともに戦っていきたいと思います」「今回のレースの地となるアルガルベ・サーキットは、ポルトガル南部のビーチリゾートにほど近い丘陵地帯にあることから、高低差が大きくアップダウンに富んだレイアウトが特徴です。昨年は、コロナ禍の影響を受けたカレンダー変更により、この地で初めてF1のレースが開催されました。今回は2回目の開催となるので、チームそして我々ホンダともに昨年のデータを参考にしてレースの準備を進めています」「今のところ金曜日に若干、雨の確率が高いという予報が出ています。貴重なフリー走行の時間をうまく使いながら、今年の新しいPUでのデータを収集し、予選・レースに臨みたいと思います」
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