ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 開幕戦 F1バーレーンGP初日を振り返った。いよいよ2021年シーズンが開幕。Hondaパワーユニット勢は順調に走行を重ね、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2回のセッションともにトップタイムで終えるなど、好調なスタートを切った。
「開幕戦の初日となった今日は、4台のマシンとも、基本的に順調に走行し、スムーズな一日となりました」と田辺豊治はコメント。「例年とは異なり、2週間前に行われたプレシーズンテストと同じサーキットでの開幕戦ですので、PU・車体ともにある程度のセッティングのベースができた上で臨んでいます」「また、今年からP1とP2の走行時間が各90分間から各60分間に短縮されていますが、それに合わせたプログラムの中で設定を行い、PUのセッティングに関しても予定通り進めることができています」「F1初走行のルーキー角田選手を含む4名のドライバーともに、順調な一日だったと思います。明日の予選に向けて今晩十分にデータを確認し、最適化を図り、いい結果を得られるように全力で臨みます」