ホンダF1育成の岩佐歩夢(19歳)が、2021年にレッドブルとの共同支援でFIA-F3選手権およびF3アジア選手権にハイテックGP(Hitech GP)から参戦することが発表された。2019年にSRS-Formula(鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラホンダ)のスカラシップを獲得してホンダ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の一員となった岩佐歩夢は、2020年にフランスF4でチャンピオンを獲得。先日、レッドブル・ジュニアチームのメンバーになったことが発表されていた。
岩佐歩夢は、2021年はホンダF1とレッドブルの両方のサポートを受けて、ハイテックGPからFIA-F3選手権およびF3アジア選手権に参戦する。この道筋は、2021年にアルファタウリ・ホンダからF1デビューを果たす角田裕毅と同じとなる。ホンダの支援を受けて2018年に全日本F4でチャンピオンを獲得した角田裕毅は、2019年にレッドブル・ジュニアチームにも加入してFIA-F3(9位)、2020年にFIA-F2(3位)とステップアップを果たしてF1に到達した。近年ではFIA-F3から飛び級でF1に参戦するドライバーは出ていないが、フランスF4でチャンピオンとなり12ポイントのスーパーライセンスポイントを獲得した岩佐歩夢は、ひとまず40ポイントのF1参戦資格を目指して海外で経験を積んでいくことになる。