ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、レース後の記者会見でF1バーレーンGPを振り返った。レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが2位、アレクサンダー・アルボンが3位でフィニッシュ。ホンダF1とレッドブルが組んでから初めてのダブル入賞を達成した。
田辺豊治はこれまで達成できなかったことのひとつを達成できたことをうれしく思っていると語った。「アルボン選手一人だったり、フェルスタッペン選手はかなり表彰台に乗っていますが、初めてのダブル表彰台は非常に心強いことです。達成できていなかったことを達成できたことは非常にうれしく思っています」と田辺豊治は語る。レース自体については「持てる力を出し切りました」と田辺豊治は振り返る。「フェルスタッペン選手が2位、アルボン選手が3位とダブル表彰台を手にすることができたことについては非常に喜んでいます」「アルボン選手についてはラッキーな部分もありましたが、棚ぼたをしっかりと拾える位置にいたことは大事だと思います。ガスリー選手もラッキーな部分もありましたが、チームの戦略と素晴らしいドライビングで6位を手にできました」「4台完走、4台入賞に近い結果を得ることができました。次のバーレーン2戦目とアブダビGPに向けて良い流れを維持し、モチベーションを高めていきたいと思います」田辺豊治は、普通に戦えばメルセデスに勝つのは難しいと認めるが、様々な要因がうまく噛み合えば勝てる可能性はあると考えている。「予選のパフォーマンス、レースの通常のラップタイムで言えば、順当に戦えば勝つのは難しいと思います」と田辺豊治はコメント。「いつでも勝てるということではありませんが、色々な要素がもっと噛み合っていれば、今日はその可能性もあったと思います」
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