ホンダF1は、育成ドライバーである角田裕毅が、2021年にアルファタウリからF1デビューすることを期待していると認める。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、現在、アルファタウリ・ホンダF1のドライバーを務めるダニール・クビアトが“期待通りのパフォーマンスを発揮していない”と発言したことで、角田裕毅への注目が高まっている。
レッドブルF1の育成ドライバーでもある角田裕毅は、現在、初参戦となるF2でランキング4位に位置しており、これを維持できれば、F1スーパーライセンス獲得に必要なライセンスポイントを満たすことができる。「フランツ・トストは裕毅は非常にいいと言っています」とホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は語る。「レッドブルも彼を気に入っています。角田はわずか20歳ですが、この年齢の日本人がスピードを示しているのは非常に印象的だと思います」レッドブルの有名なジュニアプログラムの次のF1昇格候補は角田裕毅かと質問された山本雅史は「そうだと思います」と語る。「リアム・ローソンはF3でいいパフォーマンスを示していますが、彼がすぐにF1でシートを獲得することはないでしょう。F1で角田を見れることを本当に楽しみにしています」ダニール・クビアトは、2020年マシンに“比較的満足”しているが、“クリーンな週末”を求めていると語る。ロシアのF1コメンテーターであるアレクセイ・ポポフは、角田裕毅の昇進は時期尚早だと考えている。「確かに彼はすでにレースに勝っており、一貫して表彰台を獲得しているが、彼をアルファタウリで起用するのは時期尚早だと思う」と角田裕毅は語った。「しかし、(ヘルムート)マルコがダニー(クビアト)についてあまり発言をしていないのは良いことではない。彼は予選でピエール・ガスリーに6対0で負けており、ガスリーの14ポイントに対して2ポイントしか稼いでいない。現時点であまりヘルシーだとは言えない」