ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第6戦 F1スペインGPの予選を振り返った。昨日に続き気温が高い中で始まった予選のQ1では、4台とも力強いペースで走りQ2に進出。ダニール・クビアトは0.026秒差でQ2でノックアウトとなったが、他の3台はQ3に進出する。クビアトはタイヤ選択ができる12番手から、トップ10圏内の3台はソフトタイヤで決勝をスタートする。
Q3の最初のスティントで、フェルスタッペンはメルセデス2台に次ぐ3番手につける。アレクサンダー・アルボンは8番手、ピエール・ガスリーは10番手だった。2回目のスティントでタイムを伸ばせなかったフェルスタッペンは変わらず3番手、最終ラップでタイムを伸ばしたアルボンはポジションを上げて6番手でフィニッシュした。アルボンから0.1秒遅れのガスリーは10番手。非常にタイムの拮抗したQ3となった。「今日のスペインGP予選は、ホンダPUを使用する4台のマシンのうち3台がQ3進出と、我々にとってまずまずの予選結果になりました」と田辺豊治はコメント。「アスンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手は、このサーキットでの彼自身のベストリザルトとなる3番グリッドの獲得と、今日も力強い走りを見せてくれました。チームメイトのアルボン選手、アルファタウリ・ホンダのガスリー選手も安定した走りを見せ、6番グリッド、10番グリッドと、レースに向けて期待が持てるグリッドポジションになりました。12番手に終わったクビアト選手は非常に僅差でQ3進出を逃したものの、明日はポイント獲得可能な位置から新しいタイヤでのスタートになりますので、他の3台とともに入賞を果たしてくれればと考えています」「両チームともロングランでいい手ごたえを感じています。明日もここ2日と同様に気温が上がりそうな予報が出ているので、これまで蓄積したデータを活かし両チームとともに準備を進めます」関連:F1スペインGP 予選:ハミルトンがPP獲得でメルセデスが1列目独占。レッドブルF1のフェルスタッペンは0.7秒差の3番手
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