レッドブル・ホンダF1は、新シーズンの幕開けとなったF1オーストリアGPの初日に期待されていたような圧倒的な速さを見せることはなかったが、マックス・フェルスタッペンはまったく心配はしていないようだ。約4か月の休止期間を経て、2020年のF1世界選手権がいよいよスタート。レッドブル・ホンダF1は、RB16に大幅なアップグレードパッケージを持ち込み、ホンダF1も『スペック1.1』と呼ぶ新しい仕様のF1パワーユニットを投入している。
プレシーズンテストの結果からレッドブル・ホンダF1は、王者メルセデスの最も手ごわい対抗馬になると予想されていたが、少なくともプレクティス初日にその片鱗を見せることはなかった。マックス・フェルスタッペンは、初日のセッションをトップから0.911秒差の8番手、チームメイトのアレクサンダー・アルボンも1.149差の13番手とタイムシートの中盤に埋もれた。マックス・フェルスタッペンは、数回スピンを喫し、損傷したフロントウイングに妨げられた。タイムもそれほどではなかったが、すべてがうまくいったと初日を振り返る。午前中には燃料流量計にトラブルがあったが、それ以外にはホンダのF1エンジンにトラブルは起きなかった。「燃料流量計がうまく機能しなかったので、パワーが少なかったけど、タイヤで最初にハード走った後は解決されたので、スピン以外はすべて問題なかった」とマックス・フェルスタッペンは Ziggo Sport に語った。マックス・フェルスタッペンは、フロントウイングを破損したことでソフトタイヤでの速いラップに妥協を強いられた。だが、フェルスタッペンによると、それだけが今日のRB16にスピードが見られなかった理由ではないようだ。「ターン6の出口で、黄色の縁石に乗ったら、その側でウイングが壊れてしまい、トラックの最後の3つのコーナーで多くのアンダーステアが出た。でも、大きな違いはなかった。以前のミディアムタイヤでの走行には満足したしね」とマックス・フェルスタッペンは語る。「また、スピードトラップを見れば、僕たちはストレートではかなり遅い。でも、あまり心配はしていない」最後のマックス・フェルスタッペンは、おそらくライバルよりもホンダのF1エンジンは比較的少ないパワーで走っていたことに言及していると思われる。マックス・フェルスタッペンは、土曜日にホンダのF1エンジンが追加のパワーを出せば、違いをもたらすことができ、今日生じていたギャップは縮まると考えているようだ。
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