ホンダF1のマネージングディレクターである山本雅史は、レッドブルとマックス・フェルスタッペンのフィードバックがF1エンジン開発の目標達成を促進した語る。2015年にマクラーレンのワークスエンジンパートナーとしてF1に復帰したホンダだったが、コミュニケーションの問題を含め、パフォーマンスと信頼性を向上させることに苦しみ関係は悪化。3シーズンで早期に契約を解消してマクラーレン・ホンダのプロジェクトは終了した。
ホンダF1は、2018年からトロロッソと新たなパートナーシップを開始。第2戦でピエール・ガスリーが4位入賞を果たしたが、翌年のレッドブルとのパートナーシップを見据えて実験的にエンジンコンポーネントを交換を繰り返したこともあり、コンストラクターズ選手権を8位で終えた。そして、今季から満を持してレッドブルへのF1エンジン供給を開始。開幕戦で11年ぶりの表彰台を含め、13年ぶりの勝利とポールポジション、28年ぶりの1-2フィニッシュと、2015年にF1に復帰して以降での最高のシーズンを過ごした。「スペック1からスペック4まで、計画どおりすべてが順調に進みました」と山本雅史は語る。「優れたチームであるレッドブルと、優れたフィードバックを提供する優れたドライバーであるマックス・フェルスタッペンのおかげで、開発が促進され、スムーズに進められたと言えます」ホンダF1のマネージングディレクターである山本雅史は、レッドブルがホンダの今年の目標達成を促進した語る。「スペック1からスペック4まで、計画どおりすべてが順調に進みました」と山本雅史は語る。「優れたチームであるレッドブルと、優れたフィードバックを提供する優れたドライバーであるマックス・フェルスタッペンのおかげで、開発が促進され、スムーズに進められたと言えます」ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治も、実際のスケジュールの進展には“とても満足している”と語る。「今シーズン、我々はスペック1からスタートしましたが、スペック2へのステップはわずかなものでした」と田辺豊治は説明する。「その後、スペック1からスペック2よりも大きなステップであるスペック3を導入した。さらにスペック4は、スペック2からスペック3よりも大きなステップでした。チームとドライバーと約束した通りとおりにパワーユニットを導入できたことには満足しています。シーズン中にチームに伝えたものとほぼ同じステップでした」「トラックサイドのテクニカルディレクターとして、トラックサイドの観点でもパワーユニットの進歩にとても満足しています」2020年はマックス・フェルスタッペンがレッドブルとの契約最終年ということもあり、レッドブルとホンダF1にとっては勝負の一年となる。マックス・フェルスタッペンはホンダのF1エンジンにより大きなパワーアップを望んでいるが、現行のレギュレーションではそれは厳しいと田辺豊治は語る。「今年は、レッドブルだけでなく、トロロッソでも良い改善を見せることができました」と田辺豊治はコメント。「このプロジェクトのために働いているすべての人々と、そして、ホンダの人々にとって非常に良かったと思うます。来年もこの勢いを保ちたいと思っています。来年の開発はすでに始まっています。そして、目標を達成するためにはさらにプッシュする必要がある」「以前よりも難しいと思ってます。ハードウェア、ソフトウェア、そしてトラックサイド管理などに関しても、あらゆる分野で正確である必要があります。ですので、我々は押し続けています。パワーユニットは、ICE(内燃エンジン)、MGU-HとMGU-Kなどのすべてのシステム、そして、水とオイルを意味します。また、ツール、ソフトウェアなど、やるべきことはたくさんあります。ですが、それは大きな一歩か? おそらくそれは難しくなるでしょう」「日曜日のレースでマシンを止めなければならないような故障は発生しませんでした。それは我々にとって良いことでした。しかし、アブダビでのフェルスタッペンの状況のように、ストップこそしなかったものの、まだ改善すべき領域があります。また、実際にはいくつかの問題がありました。ですから、レースの週末のすべてをクリーンアップする必要があります」
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