ホンダは、レッドブルやトロロッソを買収してF1にワークス参戦する計画を否定している。2017年、レッドブルポルシェがレッドブル・レーシングを買収し、取り残されたトロロッソについてはホンダに売却するとの噂が浮上した。その噂は、2018年にトロロッソ、そして、2019年にレッドブルがホンダのワークスエンジンを使用する契約を結んだことで鎮静化されたが、レッドブル・レーシングとホンダとの契約は2020年までの2年契約となっている。
また、トロロッソは2020年からレッドブルのファッションブランドであるアルファ・タウリに名称を変え、商業的な目的が強くなる。来年、F1はマックス・フェルスタッペンの母国であるオランダGPの復活が決定している。F1オランドGPの責任者であるヤン・ラマースは、将来、レッドブルとホンダがさらに強く結びつくことを望んでいると語る。「ホンダがレッドブルを完全に引き継ぐことを願っている」とヤン・マラースは RacingNews365 にコメント。「トロロッソもすでに来年は名前を変えることが決まっているし、レッドブルにはタイからの影響もあることを忘れてはならない。アレクサンダー・アルボンが現在あのマシンに乗っているのも恐らく偶然ではないと思う」ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、レッドブルとの現在の関係に満足していると主張する「私はマクラーレンとのプロジェクトには関与していませんでした。しかし、レッドブルとトロロッソはチームとして非常にオープンであり、エンジニアたちも非常にオープンマインドな人たちばかりです。私たちはここで非常に満足しています」と田辺豊治は Formule 1 にコメント。山本雅史も、ワークスチームを運用することに気を散らすことなく、レッドブルとトロロッソのために良いカスタマーエンジンを製造に専念していると説明した。「我々はF1では継続性が非常に重要であることを知っています。そのため、我々たちはパワーユニットに5年間取り組んできましたし、なんとか今は良いエリアに到達しているところです」と山本雅史は RaceFans にコメント。「しかし、今、我々がシャーシをスタートすれば、再び別の苦労をすることになります。我々はそれを望んではいません」先週、アルファロメオが2020年末でF1から徹底し、フェラーリのF1エンジンを失うザウバーにホンダが救済の手を差し伸べるとの噂が浮上した。F1ジャーナリストのジョー・サワードは、アルファロメオは、ザウバーがフェラーリのサテライトチームであるという考えに満足しておらず、ザウバーが今季レッドブルとともに2勝を挙げたホンダと話し合っていたことを指摘した。ホンダは日本人ドライバーをF1に送り込むことを目指しており、F1日本GPでは山本尚貴をフリー走行1回目で走らせているが、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「彼(山本尚貴)はレッドブル・ジュニアチームのメンバーではない」とコメント。「最終的には来シーズンに関して完全にフィックスしていないが、現在のドライバーのプールの外に目をむける可能性は極めて低いだろう」ザウバーは、ホンダとの技術提携が発表された後、松下信治をテストに起用している。しかし、ホンダは、レッドブルとトロロッソ以外に供給を広げることを否定している。
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