ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1日本GPに先立って鈴鹿サーキットで記者会見を開催。スペック4F1エンジンに最適化したエクソンモービルの新燃料で戦うことを明言した。今週末のF1日本GPにエクソンモービルの新燃料が投入されることはすでに周知の事実だったが、記者会見で田辺豊治はホンダのF1エンジン勢全4台がスペック4エンジンを搭載し、新燃料が組み合わされることを明らかにした。
「今週末はベルギーGPから投入しているスペック4を使用します。鈴鹿ではエクソンモービルと開発してきたスペック4に適した新燃料を投入します」と田辺豊治はコメント。だが、新燃料によるパワーアップについては「具体的にどれくらいパワーアップしたかは言えません」と語るにとどめた。また、今週末の見通しについて田辺豊治は「フェラーリは非常に速いですし、メルセデスも速いです。鈴鹿で4台揃って完走し、4台ともポイントを獲得することが目標です」と語った。トロロッソ・ホンダからFP1に出走する山本尚貴について期待することはとの質問に「彼の日本語でのフィードバックに期待しています」とコメント。「私の英語力の問題もありますが、やはり日本語の方が細かいニュアンスが伝わりやすいです。あそこがどうというやり取りでも深掘りができます」