ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1シンガポールGPで求められるパワーユニットの性能について語った。F1シンガポールGPが開催されるマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットは、ドライバーにとってカレンダーの中でも体力的な負荷が最も大きい。高温多湿の環境下で、タイトなストリートコースを走るのは、マシンにとっても負荷が大きくなる。
また、ギアチェンジの回数が多いコースでもあり、パワーユニットのドライバビリティーも重要なファクターとなる。「今シーズンのヨーロッパラウンドを終え、ここからはシーズン終盤に向けて、世界各地を巡るフライアウェイレースが始まります」と田辺豊治はコメント。「まずはシンガポールでの戦いになりますが、レースが行われるマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットは、高速サーキットで行われた過去2戦と異なり、テクニカルな低速サーキットです。また、23ものコーナーを有することもこのサーキットの特徴で、PUとしては数多く配置されている低速コーナーを速く立ち上がるためのドライバビリティーが重要になります。ストリートサーキットでオーバーテイクが困難なため、予選でのパフォーマンスもキーになると考えています」「レッドブル、トロロッソともに伝統的に得意としているサーキットですので、予選、レースに向けて十分に準備をして臨みます」関連:2019年 F1シンガポールGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
全文を読む