ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、マックス・フェルスタッペンのようなドライバーがプロジェクトの一員として所属していることはホンダにとって“非常に重要”だと語る。マックス・フェルスタッペンのF1オーストリアGPでの勝利により、ホンダは2015年にF1に復帰して以来の初勝利を収め、来年以降もホンダがF1を継続する可能性を高めた。
山本雅史は、F1ドイツGPでのもう一つの勝利とF1ハンガリーGPでの初ポールポジションを含めたマックス・フェルスタッペンの“素晴らしい”走り”はレッドブルとホンダにとっての重要な要因のひとつだと考えている。「彼は我々にとって非常に重要です。彼のドライバーがいることは非常に重要です」と山本雅史は Autosport にコメント。「まず彼はドライビングそのものが非常に優れています。エンジニアとのコミニュケーションも優れています。データやドライビングの分析も非常に得意です「彼はシャシーとエンジンに関して正確なフィードバックを与えることができますし、彼は本当に素晴らしいです」マックス・フェルスタッペンは、ドライバーズ選手権で3位につけており、2位のメルセデスのバルテリ・ボッタスから7ポイント差まで迫っている。開幕12戦で2勝、5回の表彰台、1回のポールポジションを獲得しており、ルノーのF1エンジンを搭載していた昨年の同じ段階で獲得したポイントよりも76ポイント多く稼いでいる。昨年、マックス・フェルスタッペンとルノーとの関係は大きく悪化し、ルノーのプログラムについて声高に批判するようになっていた。だが、レッドブルがエンジンパートナーをホンダに変更して以来、マックス・フェルスタッペンは以前のように批判的ではなくなっている。山本雅史は、それはマックス・フェルスタッペンがレッドブルの訪問の一員として日本の本社を訪れた際にホンダが作った良い第一印象に由来すると考えている。「マックスが2017年にさくらのホンダのファクトリーに来た時、彼は施設にとても感銘を受けているように見えました」と山本雅史はコメント。「彼は施設を見ることを楽しんでしました。おそらく彼はホンダと一緒に何かを達成できるという印象を受けたんだと思います。彼がそのようなポジティブなフィーリングを得たことが、彼の行動に影響していると思います」マックス・フェルスタッペンはホンダとのF1プロジェクトを完全に受け入れていると思うかと質問された山本雅史は「そうだすね。マックスについてもうひとつ重要で素晴らしいことは、彼がメディアやファンに愛されていることです。それはドライバーにとって非常に重要です」とコメント。マックス・フェルスタッペンとレッドブルとのホンダのこれまでの成功は、鈴鹿サーキットでのホンダのホームレースとなるF1日本GPで素晴らしい結果を出す可能性が高いことを示している。2015年から2018年までホンダのF1エンジンを搭載していたマクラーレンとトロロッソは、鈴鹿サーキットでレースを行った際に地元の強いサポートを得ていたが、レッドブル/マックス・フェルスタッペン効果によってそれはさらに後押しされている。「我々はすでにレッドブル/トロロッソ・ホンダのグランドスタンドを準備しています。すでに15000席が売れています」
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