ホンダの2019年のF1世界選手権に向けた野心的な目標は、レッドブルの燃料パートナーであるエクソンモービルの開発を後押し。通常はシーズンに1回のみのアップグレードを迅速に進めていくことを可能にしている。ホンダは、2015年にF1に復帰して以来、まだ勝利を挙げていないが、今年からレッドブル・レーシングを新たなパートナーに迎え、悲願の勝利にむけてF1エンジンの開発を進めている。
レッドブルに燃料とオイルを供給するエクソンモービルは、冬の間にホンダから広範囲にわたるフィードバックを受け取ったと語る。エクソンモービルは、2019年シーズンにむけて36種類以上のエンジンオイルと40種類以上の燃料バリエーションを開発し、テストを実施。同社のエクソンモービルのグローバルモータースポーツテクノロジーマネージャーを務めるデビッド・ツルサキは、可能な限りベストな製品を導入するために限界までプッシュしていると語る。「多くのデータと情報を得ることができたことで、我々は冬の間にレースでは使用しなかったものも含めてアップグレードを行った」とデビッド・ツルサキは Autosport にコメント。「我々にはそれらの変更を行うための十分な時間があったし、『とにかく進めていこう』と話していた。12月上旬には日本に行き、ホンダが訪ねてきた最終的な変更のための期限について議論した」「我々はバルセロナテストに向けて出荷を開始していると伝えたが、また別の変更をしたい新しいものがあれば航空貨物郵送することで同意した」「現在、我々はすでに次のアップグレード計画をいつ導入できるか、ダイナモでいつテストができるかに取り組んでいる」エクソンモービルの燃料開発は、レッドブルの以前のパートナーであるルノーとのカスタマー関係に妨げられてきた。ルノーのワークスチームはBP/カストロール製の燃料を使用しており、テストベンチを使用するためには個別にスケジュールを抑える必要があった。しかし、レッドブル・レーシングが事実上ホンダのワークスチームになったことで、ホンダのテストベンチを基本的に無制限に使用できるようになる。デビット・ツルサキは、ホンダに追いつくためにエクソンモービルはプレッシャーを感じていると語る。「彼らから『我々はテストの準備はできている。3週間以内に何を準備することができるか?』と言われて難しいときもある」とデビット・ツルサキはコメント。「だが、我々にそれができる大部分の時間でそれを成し遂げている。我々のスタッフはそれを成功させてくれると思っている」「前進するために共同で取り組める状況にいられるのは素晴らしいことだ。彼らが我々にタイムラインを設定することは問題のないことだ。我々はそれに合わせることもできれば、できないときもあるがね」「それでも以前の立場からは大きな飛躍であり、良いことだ」近年ではF1パワーユニットのパフォーマンスにおける燃料サプライヤーの役割は増している。フェラーリの燃料およびオイルの供給元であるシェルは、フェラーリが可能な限り最もコンパクトなシャシーを設計できるようにコンセプト段階から積極的に取り組んできたと語る。それにより、フェラーリは小さな燃料タンクとリアのより優れたパッケージングが可能となり、軽量化と空力に寄与してきた。シェルのF1燃料開発マネージャーを務めるブノワ・プーレは「燃料流用が同じ場合、フレームワークと多くのトレードオフも同じように維持される」とコメント。「だが、シャシーとの統合は昨年から増加しており、我々はより多くのシャシーとトレードオフを統合し、設計全体のパフォーマンスを向上させてきた」
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