ホンダは、2019年のF1世界選手権に向けた1回目のプレシーズンテストをスタート。ホンダとしては2015年の復帰以降初めての2チームへのPU(パワーユニット)供給となるが、レッドブル・レーシング、スクーデリア・トロ・ロッソともにテスト初日をスムーズな形で終えた。初日となった18日(月))ホンダはシャシー、PUともに基本的な機能確認を中心としたプログラムを消化。
レッドブル・レーシグのマックス・フェルスタッペンは128周を走行し4番手タイム、トロロッソのダニール・クビアトは77周を消化し、6番手のポジションで初日を終えた。明日はレッドブル・レーシングがピエール・ガスリー、トロロッソはアレクサンダー・アルボンが走行を担当する。田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)「今日はPUとしては両チームともに2019年スペックの基本的な機能確認を行いました。一日を通してPUには大きな問題なくセッションを終えましたし、いいスタートだったと感じています。Toro Rossoとは2年目で互いによく理解できていることも多く、昨年よりもさらにいいチームワークで作業ができていると感じています。Red Bull Racingとは本日初めて公式セッションに臨みましたが、冬の間に懸命な準備を一緒に続けてきたこともあり、コミュニケーションよくスムーズに一日を終えることができました。明日からも開幕戦に向けてまだ長いテストが続きますが、この調子で進めていきたいと思います」ジョディ・エギントン (スクーデリア・トロ・ロッソ 副テクニカルディレクター)「テストが始まり、真剣勝負の場に戻って新しいマシンの理解をスタートすることができ、よかったです。今日はその第一歩というところですが、走るたびに疑問を解消できた一方で、新たな課題も同じくらい見つかりました。序盤は気温が低かったこともあり、ロングランを行う前の基本的なプログラムを消化し、午後には安定したコースコンディションのもとで、少し長めの走行に取り組み、シャシー、PU、タイヤの状況を確認しました。いくつか小さな問題を解決するためにガレージで時間を費やしたことで、明日に持ち越した内容もありますが、それでも今日はかなりいい一日だったと思います。PUについてはHondaのメンバーが計画的にプログラムをこなしていき、スムーズにテストを消化することができ、順調です。8日間のテストの初日ですから、これから多くのことをこなさなければなりません。新パーツを評価し、メルボルンに向けたチェック項目をつぶしていく作業が待っています。目の前の課題に集中していきます。明日は、アレックスが初めてF1マシンで一日中走行することになります。我々はもっとSTR14を進化させる自信がありますし、アレックスもどんどん成長してくれるはずです」マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)「テスト初日に128周を走行できたことは、本当によかったですし、満足しています。多くのデータを収集できたので、これを今夜分析して、明日のピエールの走行で何が改善できるのかを見つけていきます。僕もデータを細かい部分まで見て、次回どこを向上させられるかを検討します。ここまではすごくいい感じですし、これだけ多くの周回を重ねられてうれしいです。残りのテストも楽しみにしています」ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)「実りある一日となりましたし、こうしてコースへ戻ってこられてよかったです。テスト初日ですから、短いスティントを繰り返して走行距離を伸ばしていき、マシンの挙動を確認しました。まだ断言するには早いとは思いますが、僕らにはいいベースがあるので、このまま継続していくことが必要だと思います。コースでは、どの走行もスムーズで、オペレーションのレベルも高かったです。僕が走行できるのは残り3日間なので、今日の取り組みをさらに向上させていけると思います。このあとデータを確認して、次回走行する水曜日にどうすればいいかを見極めたいです。新しいエンジニアと組んでいますが、お互いとてもよく理解しあえています。とてもいいスタートになりました!」関連:F1バルセロナテスト 1日目 結果 | セバスチャン・ベッテルがトップタイム
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